世界が汚染されれば、人類の死期が少し伸びるだけだから
シェルターを作ることに一生懸命になるより
核のある世界を変えないといけないよ、と言う、核に対する問題定義の本。
一人の女性が、閉鎖されたシェルターでの共同生活の中で、鬱になったり少し錯乱しながら
様々な思いを日記に吐き出す、と言う形で書かれた、1984年イギリスで出版された本。
大人の女性版のアンネの日記みたいなニュアンスの本。
日記形式だから、深く読み込まなくても、気になったページをめくる感じでも読める。
ちょっとしたショートストーリー的なお話で、気軽に読みやすいんだけど、静かに怖い本。
愛する友人たちよ、という言葉からはじまる著者あとがきに
著者ヨリック・ブルーメンフェルドさんの写真が載っているのですが
その表情や目や口元が優しそうで、なんだかお茶目な感じで
つられて笑顔になりそうないい表情で、写真だけの印象ですごく好感を持ってしまいました。
少し調べてみたら、当時のニューズウィークの記者だった方だそうです。
ずっと本棚にあった本なのですが、原発爆発後の今読み返すと、また新しい気持ちで読めました。
