カラダににピース

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

実はもうかなり前に観たこの映画、自分では書いた気になってたんだけどどこにもない。

気のせいだったんだろうか…

 

まさみちゃんの大ファンだ。

ダミちゃんで古古古古古米3杯なら、まさみちゃんなら無限カルピスだ。

おれに備わった唯一の特殊能力“妄想力”、その妄想力ではまさみちゃんとおれは誰もがうらやむ恋人同士。

“想像力”というとクリエイティブな感じがするが、“妄想力”というとバカっぽい。

で、まさみちゃんのドールハウス。

封切りして3週目ぐらいに観に行ったのに劇場満席でびびった。

こういう映画はガラガラでひっそりした環境で観たかった。

 

5歳の娘・芽衣を事故で亡くした鈴木佳恵(長澤まさみ)と看護士で夫の忠彦(瀬戸康史)。

佳恵は悲しみから立ち直れない日々を過ごしていたが、ある日、骨董市で芽衣に似た日本人形を見つけ購入し、我が子のように愛情を注ぎやがて元気を取り戻していく。

 

 

しかし佳恵と康史の間に新たな娘・真衣が生まれると二人は人形に見向きもしなくなる。

それから5年後、5歳に成長した真衣は人形と遊び始めると一家に次々と奇妙な出来事が起こる。

 

 

気味が悪くなった二人は人形を手放そうとしたり、供養に出したりするが、なぜか人形は手元に戻ってくるのだ…

 

ドールミステリーってジャンルになるかな、『チャイルド・プレイ』とか『アナベル』とかみたいな…

パッと思い出すのは洋画ばっかりだけど、やっぱり日本人形って不気味だ。

これは、ものに魂が宿るという日本独特の考え方によるもんだと思う。

実際、人形を抱いてるまさみちゃんのポスター気味悪い…

矢口史靖監督なんでマイルドな感じになるだろうとふんでたんだけどその通りだった。

かなりマイルド、人形を題材にするとトラウマ級に怖いやつになったりすることがあるけどまあこんなもんだろう。

矢口監督流のサービス精神で観客を楽しませようとしているのがよくわかる。

けっして面白くないわけではないが、矢口監督のベクトルがエンタメに向いているのであっていわば楽しませる方に向いていて決して怖がらせる方に向いていなためだろう、彼には不得意なジャンルだったかもしれない。

所々ゾクッとするところはあるけど、ホラー映画のカテゴリーに入れるのはちょっと…

ま、おれはスクリーンでまさみちゃんが観れたから大満足なんだけど。

 

何かに愛情を注ぐことで心の傷をいやしていく、愛する対象は犬や猫だったり様々、映画では人形、いわゆるドールセラピーってやつだ。

なんとかセラピーってやつは実際に絶大な効果が認められているということだが、周りから見ると少し奇妙に思えてしまう部分もある。

人形ってどこか不気味だもんな。

人形をベビーカーに乗せて楽しそうにする佳恵はやっぱり近寄りがたいし、もしすれ違ったりしたらおれだったら振り返ることすらできないだろう。

 

 

 

人形と言えば…

子供の頃、妹がかなりでっかい人形を持ってた。

小さい女の子がよくやることなんだろうけど、鏡台からおかんの口紅を取り出して人形に口紅を塗っていた。

おかんのまねしたんだろうけどすぐに飽きて人形を2階にほっぽりだしていた。

小さい子供が人形に口紅なんてうまく塗れるわけがなく、どう見ても口の周りが口紅だらけでぐちゃぐちゃだった。

何も知らないおれはトントンと2階に上がったら畳の上で人形が横たわってる。

しかもぐちゃぐちゃに塗った口紅がどう見ても人形が血を吐いているみたいで、恐怖を通り越して気を失う一歩手前の状態に陥った。

初めて経験した恐怖で金縛りみたいな状態になったのだ。

 

まさみちゃんと言えば…

おれは昔からまさみちゃんの大ファン。

15年ほど前かな、おれオフィスの自分の机の上にまさみちゃんの卓上カレンダー置いていた。

当時のおれは全国飛び回ってたのでオフィスに戻るのは月一程度、そのたびにまさみちゃんが迎えてくれるのでささやかな楽しみだったんだよ。

ところがある日、おれのまさみちゃんから鼻毛が出てる!

誰か鼻毛を描きやがった。

こんなことするやつは大体わかる!

これは我が国に対する宣戦布告と判断して、報復攻撃としてそいつの机の上の男性タレントの写真に鼻毛を描てやった。

それをきっかけにオフィス中の机の上にある写真に誰もが鼻毛を描き合うという史上最もレベルの低い“鼻毛ウォーズ”が勃発した。

懐かしいな…

今思えば、あの鼻毛描いた本当の犯人は誰だったんだろう?

 

 

 

ところで、冷泉さんかと思った…

 

  鑑賞メモ:劇場