イラン豚…

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

湯治行くときのバスの中で観たやつ。

思ってたやつと全然違った。

ヴィーガンを考える真面目な映画カナと思ってたんだけど、どうも様子が違う。

おもいっきりサイコパスなブラックコメディだ。

 

結婚して30年になる肉屋の夫婦ヴィンセント(ファブリス・エブエ)とソフィー(マリーナ・フォイス)。

ヴィンセントは肉へのこだわりが強く、肉屋の経営は危機になるばかりか、結婚生活も危機的な状態だった。

ある日、店はヴィーガン活動家の襲撃を受け荒らされる。

後日、犯人の一人と偶然遭遇し、ヴィンセントは犯人を殺害してしまう。

殺人自体は事故だが、死体処理に困ったヴィンセントは遺体を解体する。

細切れになった遺体を見つからないように少しずつ捨てようとしたのだ。

ところがソフィーが誤って店頭に並べてしまい、常連客に売ってしまった。

そしてその肉は大評判となり、どこで仕入れたのか聞かれたヴィンセントは思わず秘密のルートで仕入れた“イラン豚”だと取り繕う…

 

うーん、これはちょっとブラックすぎるぞ。

とはいえ、めったおもしろかったんだよ。

“イラン豚”を仕入れるために生真面目なヴィンセントが次第に過激になっていくんだよ。

それだけでなく、破綻寸前だった夫婦仲もホットになっていく。

店はどんどん繁盛してめでたしめでたし…、と行くわけがない。

悪事は必ずバレる…

 

まったく不謹慎な映画だ。

カニバリズム映画と言えなくもないけど、ちょっと人が死に過ぎだな。(人が死ぬというよりイラン豚を仕入れるだな)

ヴィーガン思想を過激で偏ったものと表現されてるし、人種差別ネタもこのご時世、悪ノリが過ぎるような気がする。

それにしてもネタが過激すぎるな。

さすがフランス映画、どこまで寛容やねん。

フランスのコメディ映画ってほんとやりすぎ感抜群だな。

肉屋を襲撃したヴィーガン活動家だけではなく、娘の彼氏(彼氏もヴィーガン)もかなり過激な思想で描かれてた。

いいのか?こんな表現しちゃって。

そもそも真面目にとらえるような映画じゃないもんな。

 

 

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