悪魔の子の誕生秘話

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

昨日観た一本目は『オーメン』

実は楽しみにしてたんだよ。

1976年の『オーメン』一作目、おれは高校生ぐらいの時にビデオで観たんだけど、その怖さと仕掛けの面白さ、テンポのよさに夢中になった。

リチャード・ドナーってなんてすごい映画作るんだって思ったよ。その後、『グーニーズ』とか『リーサル・ウェポン』とか彼の監督作品は絶対面白いという確信するようになった。

 

アメリカ人のマーガレット(ネル・タイガー・フリー)は新たな人生を歩むべくイタリア・ローマの教会に修道女としてやってきた。

が不可解な連続死事件に巻き込まれる。

マーガレットは教会の恐ろしい陰謀に近づいていくが、さらに戦慄の真実が彼女を待ち受けていた。

 

いい、この映画かなりいい。

『オーメン』の前日譚、なぜ悪魔の子は誕生したのか?ということにスポットを当てた物語り、こういう前日譚ってたいがい失敗に終わるんだけど、今回のストーリーはいい。

なるほど、ダミアンが生まれた理由はそういうことだったのか、と妙に納得した。

 

もう今の時代、この程度の仕掛けじゃショックは受けない。

いろんな演出のホラーに観慣れたせいでもはや音でビビるということしかないんじゃよ。

昔だったらビビったかもしれんけど今だったら物足りない。

しかしダミアン誕生秘話は完璧!

なるほど、そう言う理由か、これは疑いの余地もない理由だ。

ホラー映画というより、謎解きミステリーとして秀逸だったと思う。

 

残念なのは悪魔って日本じゃほんとになじみがないんだよ。

『オーメン』とか『エクソシスト』とか今観るとそんなにこわくないのと、『オーメン』は傑作中の傑作だと思うんだけど、今の時代、観たことある人少ないんじゃないかな。

『オーメン』でビビりまくった人しか訴求力がないのは疑いようもない、だからぜひともオリジナル『オーメン』セットで観ることをお勧めする。

あと、マーガレットがなぜあえてアメリカにいたのかってのもちょっと無理があるなと思ったことかな。

 

 

  鑑賞メモ:劇場