ビッグ・シュリンプの扱いはそれでいいの?
※画像はお借りしているものです。
日曜日に観た2本目、もちろんエクスペ最新作です。
なんと前作から10年、10年ぶりの祭りだ。
筋肉自慢の野郎どもがまた揃うんだ、酷評する気持ちがわからんでもない、だってみんなすっかり高齢になっちゃったからな。
でもそんなのかんけーねーんだよ。
これはファンタジーで男どものディズニー映画なんだ。
自らを“消耗品”と名乗り、CIAから依頼される数々の極秘ミッションを乗り越えてきた「エクスペンダブルス」のリーダー・バーニー・ロス(シルベスター・スタローン)。
彼のもとに新たなミッションが届く。
それは世界大戦を未然に防ぐため、テロリストが所有する核兵器を奪還するというものだった。
バーニーは盟友リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)をはじめかつての仲間たちに新たな仲間を加えミッションに挑む。
しかし、敵の策略にはまりバーニーは命を落とす。
代わって「エクスペンダブルス」を率いるのはなんと女性兵士・ジーナ(ミーガン・フォックス)だった。
エクスペといえば筋肉祭り。
リアル男塾ともいえる豪華なキャストが堪らん、おれのようなひょろっこい野郎は憧れで目ん玉キラキラさせながら観るシリーズだ。
おれの目もきっとサファイアの目(『リボンの騎士』)みたいになっていただろう。
バーニーとクリスマスの掛け合いは相変わらず楽しい。
思わずにんまりしてしまうほどイカした会話なんだ。
今回はジェイソン・ステイサム無双、とにかく彼のための映画といっても過言ではない。
見せ場の大半はジェイソン・ステイサムだったからな。
エクスペンダブルスたちの大半が高齢でのそのそした動きになってたのに、ジェイソン・ステイサムとトニー・ジャーだけはキレッキレの動きだった。
そして今回、エクスペンダブルスに二人の女性が入ってる。
ビッチ代表のミーガン・フォックスに見た目がワイルドなレヴィ・トラン。
これは時代の流れなんだろう、
おれ、ミーガン・フォックスの隠しきれないビッチ感がたまらなく大好きなんだよ。『ジェニファーズ・ボディ』なんて最高だぞ。
もう一人の女性レヴィ・トランって知らないんだけど、有名なタトゥモデルなんだって。
結構好きかも。
とにかく劇場で汗臭さを期待したんだけど、しかし正直なところ、今回はちょっと肩透かしだった。
シュワちゃんやブルース・ウィリスが出ていないというだけでこんなにもインパクトが変わってしまうんだな。
そしてなにより脚本にのめり込めなかった。
シリーズが続くとすれば世代交代的な位置づけになるんだろうからやむなしかもしれんが、宣伝文句が「タギれ!」というほどタギらなかった・・・
とはいえ、男どものファンタジーだ。
“老兵は死なず”、メッセージは確かに受け取った。
鑑賞メモ:劇場