そりゃあ見た目がいい方がいいに決まってる

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

ネトフリの韓国ドラマ、やたらとあなたへのおススメされまくってたんだよ、これ。

一体どういう基準でおススメしてくるんだろう?マジでナゾだ。

題材といい、展開といい、とっても韓国作品らしい作品だ。

“ルッキズム”・・・韓国ほどこの言葉に重みがある国はないだろう。

ドラマ前半は毎回主人公がかわり、いろんな視点から一つの事件をとらえていく。

群像劇のように進んでいくが、後半にさしかかると物語が一つに収束し、壮絶なルノワールへと展開する。

また今回は主演が3人(イ・ハンビョルナナコ・ヒョンジョン)、それは一つの役を3人で演じる、3人1役とでも言いうんだろうか、というとても実験的な試みなのだ。

 

幼い頃より躍ることが大好きでアイドルになることを夢見ていたキム・モミ、しかし成長するにつれ自分の容姿ではアイドルになれないと悟り、夢を諦める。

27歳になったキム・モミ(イ・ハンビョル)は平凡なOLとして会社に勤めるが、ある日、マスクをかぶり躍る姿をインターネットライブ配信する。

ずっと容姿にコンプレックスを抱いていたキム・モミはマスクガールとして脚光を浴び、喜びを感じるようになる。

ある日、キム・モミは密かに思いを寄せる職場の上司オ・チーム長(チョン・ヨンギ)の不倫現場を見てしまい、そのショックで泥酔し、ライブ放送中に服を脱ぎ、配信停止の措置を受けてしまう。

一方、会社の冴えない同僚チュ・オナム(アン・ジェホン)はマスクガールの大ファンだったが、会社で偶然にキム・モミの手にホクロがあることに気づき、キム・モミがマスクガールであることを確信する。

 

 

容姿にコンプレックスを抱える女性に降りかかる負の連鎖、これ以上ないドツボにはまってしまうキム・モミにハラハラだ。

正直、ドラマ前半はいまいち共感できなかったんだけど、ドラマ後半では応援せずにはいられないほど感情移入してしまった。

 

見た目がよければ人生は違ってたかもしれない、そんなこと考えたことある人って案外多いんだと思う。

(おれだけだったらちょっと嫌やなぁ・・・)

見た目より中身、もちろんそれが一番大事なのはわかってるんだけど、見た目がいいに越したことがないのは間違いないと思う。

容姿コンプレックスから始まる悲劇とも言える事件になんともやり切れない思いで押しつぶされそうだ。

全7話という比較的観やすい構成と、続きが気になる展開、そしてなにより3人1役のキム・モミ、イ・ハンビョルナナコ・ヒョンジョン、異なる3人が異なるエピソードを演じるわけだがタイプが違うにも関わらず全く違和感を感じないみごとな演技だったと思う。

いろいろと実験的な試みが盛り込んであるドラマ、ネトフリ観れるひとはぜひどうぞ。

 

 

  鑑賞メモ:NETFLIX