共同で開発してたのに核積んでるどうかわからないの?
※画像はお借りしているものです。
日曜日に観たもう一本、実はめちゃくちゃ楽しみにしてたやつなんだよな。
昔コミックを読んだとき、こんなに面白いコミックがあるのかと驚いた。
今でも面白いコミックベスト5に入れたいやつだ。
日本近海で海上自衛隊の潜水艦がアメリカ軍の原子力潜水艦と衝突し沈没する事故が起きた。
日本の潜水艦乗組員は艦長・海江田(大沢たかお)をはじめ76名全員が死亡とされた。
しかし事故は偽装工作で、乗組員は日本とアメリカが秘密裏に共同開発していた原子力潜水艦シーバットに乗り換えていた。
シーバットの艦長は海江田となり、核ミサイルを積んだまま逃亡する。
海江田はシーバットを独立戦闘国家「やまと」と全世界に宣言した。
「やまと」を核テロリストとしてして撃沈を図るアメリカ、アメリカより早く「やまと」を捕獲しようとする日本。
「やまと」を追いかけるのは海上自衛隊のディーゼル艦「たつなみ」の艦長・深町(玉木宏)だった。
深町は海江田に対して並々ならぬ思いを持っていた。
これ原作読んだとき、たしか湾岸戦争ぐらいだったと思う。(違うかも)
反戦という考えはあったが、国防を含めた諸国との駆け引きには全く疎かった自分にはものすごい衝撃だった。
武力を保有しない日本がアメリカと原潜を開発していたという設定も斬新だし、あくまで秘密裏に共同開発していたものだから日本の核保有を世界に認めるわけにはいかないという国際政治の駆け引き・・・、思えば国際政治が初めて身近に感じたきっかけだったかもしれん。
原作がいいんだから面白くないわけがない。
潜水艦同士の戦闘ってスピーディーさがないんで迫力が劣るかなという考えはあったんだけど、原作コミックでそのスリリングさがよくわかっていたつもりだった。けど、スクリーンで観るとその緊迫感は想像以上だった。
海江田役の大沢たかおが素晴らしかったぞ。
んふ♡って言ってくれるの待ってたんだけどな。
キャストはみんなおおむねよかったんだけど、江口洋介は官房長官に見えないんだよな。
どう見てもゴシップ追いかけてる記者みたいな。
もちろん、結末までを1本の映画にするのは不可能なのでほんの冒頭部分だけ。
2時間ぐらいの制約だとこの辺りが限界なんだろう、ならなんでここだけ映画にしちゃったんだろ?
続きは絶対観たい、と思うんだけど結末まで映画化されるのは無理だろうなぁ。
最近の映画だとエンディング後に続編あるぞ的なおまけ映像があるんだけどそれもなかったからなぁ。
鑑賞メモ:劇場