本当に怖いのは依存
※画像はお借りしているものです。
昨日観てきた映画1本目、めっちゃ楽しみにしてた『ミーガン』。
公開延期に次ぐ延期で今か今かとマジ心待ちにしてたんだよ。
人形系のホラー映画、人形って表情がないから何ともいいようのない不気味さを感じるんだよ。
事故で両親を亡くしたケイディ(バイオレット・マッグロウ)は母の妹ジェマ(アリソン・ウィリアムズ)に引き取られる。
ジェマはおもちゃ会社で研究をしており、AI人形を開発している。
まるで人間のようなAI人形“M3GAN(ミーガン)”は子供にとっては最高の友達、そして親にとっては最大の協力者となるのだ。
ミーガンは子供の表情を読み取り、感情の状態を経験より学習する。
そして子供にとって最良と思える行動をとるのだ。
ジェマはケイディに起こるあらゆる出来事から守るようミーガンに指示するが、ミーガンの行き過ぎた愛情は思わぬ事態を招いてしまう・・・
これはいい、人形系のホラー映画って定番ジャンルだ、有名どころではチャッキー、アナベルがあるが、この手のジャンルではジェームズ・ワンって無双状態だな。
昔の人形は電池抜いてもしゃべり続けるってのが定番の恐怖ポイントで話す言葉も限られてたけど、いまはAI人形だから会話が推論による組み立てなわけだからホントリアルだ。
でもどこか無機質な会話から居心地の悪い違和感が感じられ恐怖が沸き上がってくるのだ。
少し前なら、『ターミネーター』みたいなことはいつか起こるかもね、ってどこか他人事だったんだけど、ChatGPTの出現によりAIが学習して進化していくことがまさに身近なことになってきたんだよ。
恐怖は超常現象ではなくテクノロジーなのだ。
そしてもう一つの恐怖はテクノロジーへの依存だ。
これは子供だけではなく社会全体の問題だ。
ポケトークなんかが進化すると語学を学ぶ意味が全くなくなるわけで、数値の計算も人の手でやる意味もない。
人間の役割りはルール作りに特化してしまうのだ。
ひょっとしてルール作り、人格形成も機械によって行われ、選別されるのは人間になるのかもしれん。
これはどう見てもホラーにカテゴライズされる映画だが、おれはリアルなSF映画として観るね。
そして近い将来必ず起こるだろうと思う。
今までこの手のこと(『ターミネーター』のスカイネットとか)は起こったとしても100年後かな?100年後なんておれ生きてねーし、ってどこか他人事だったんだけど、もはや絵空事ではなくてあと10年ぐらいしたら目の当たりにするかも知れんのだよ。
劇場でミーガンキューピー買ったぞ。
これ買ってる人は他に見かけなかった・・・
おれ3体ぐらい欲しかったのに。
まつ毛がマジ怖だ。
これデザインした人ナイスだ。
鑑賞メモ:劇場









