スターの無駄遣い
※画像はお借りしているものです。
かなり賛否が分かれたみたいだけど、それは人気作品の宿命みたいなもんだからな。
古くからのファンは尋常じゃない思い入れがあるわけで、イメージ通りじゃなかったらアウトなんだろう。
おれにもそれなりに思い入れはあるんだけど、これはアリだと思うぞ。
世界征服(世界の人類みんなを幸せにする)をもくろむ秘密結社SHOCKER。
そこで働く緑川弘(塚本晋也)は旧知のバイク乗り(ライダー)本郷剛(池松壮亮)を昆虫合成型オーグメンテーションプロジェクトの最高傑作、バッタオーグとして改造し、娘のルリ子(浜辺美波)とともにSHOCKERから逃げ出すが、緑川博士はルリ子を本郷に託して命を落とす。
本郷とルリ子は政府機関の男(竹ノ内豊、斎藤工)の協力を得て、SHOCKERと対峙する決意をする。
これ、いいと思うぞ。
なんといっても漂う昭和感っていうんだろうか、ジャンプして宙返りしてキックして・・・、いまならワイヤーとCG使いまくってスタイリッシュにワンカットだろうけど、敢えて細切れをつなげた昔懐かしいシーンなんだよ。
とーっ!(ジャンプ)→宙返り→キーック!ってやつ。
子供の頃、こういうヒーローアクションを毎日のように観てたんで、もう懐かしくって懐かしくって。
逆に今の子供たちには受けないだろうな。
ショッカーをやっつけるのはチョップ一発ではなくて、完全に息の根を止めるって、とても子供むけじゃない。
あっ、PG12か。
サイクロン号が変形してすんごいマフラー出てくるのは限りなく現代っぽい造形でちょっと違和感があったけど。
セリフ棒読みに感じた池松壮亮は、雰囲気出すために敢えて淡々とした演技なんだろうか、演技だけ切り取ったらタコ演技としか思えないんだけど不思議と雰囲気がマッチしてたんだよ。
ひょっとして名演だったのかも。
ブラウンコートの浜辺美波がクールでよかった。
(ルリ子という名前は昔っぽい)
それにしても出演陣の豪華なこと、あの人があんな役なんて信じられない。
スターは大事に使おうぜ。
入場者プレゼントでカードと色紙をもらいました。
鑑賞メモ:劇場