迷ったときは直感を信じろ
※画像はお借りしているものです。
たまに期待せずに観てめっちゃ面白いのに当たるときがある。
それがこれ。
もうタイトルからして絶対面白くないやつだ、『ラブ&モンスターズ』だぜ?
こんな安直なタイトルつけるセンスがすごいと思う。
導入部分がナイス。
地球に迫ってきた小惑星を破壊するために各国が保有しているミサイルを撃ち込む。
惑星は破壊できたが破壊されたミサイルから飛び散った化学物質が地球に降り注ぎ、あらゆる生き物が巨大化して支配されてしまう。
絶滅の危機に陥った人間は地下のコロニーでの生活を余儀なくされていた。
ここまでが5分ぐらいのナレーションで語られる。
なるほど、そういう手があったか。
各国が放ったミサイルってのがなんともブラックだ。
かくして巨大化してしまった生き物(なぜ人間は巨大化しなかったのかは置いといて)に支配されたため人間は地下に隠れて生活している。
地下の生活の7年となったある日、生存者の一人ジョエル(ディラン・オブライエン)は無線で別のコロニーと交信していた時に、離れ離れになった恋人エイミー(ジェシカ・ヘンウィック)がいることを知る。
そのコロニーまで130km、ジョエルはエイミーのいるコロニーを目指して会いに行くことを決意する。
サバイバルスキルが全くないジョエルは道中で出会った男性クライド(マイケル・ルーカー)と幼女ミノー(アリアナ・グリーンブラッド)からサバイバル術を学び、相棒となる犬ボーイと出会って少しずつエイミーのコロニーに近づいていく。
これ、かなりいい。
とってもわかりやすいストーリーながらとても多くのことが詰め込まれているのだ。
ディラン・オブライエンは『メイズ・ランナー』の頃から全然変わってない。
いい人っぷりがとても好感が持てる。
そしてなんといってもマイケル・ルーカー。
大ファンなんだよ、どこかウッディ・ハレルソンとキャラが似てるんだよな。
そしてワンコ・ボーイ。
めちゃくちゃ名演なんだよ、アニマル・トレーナーすげぇな。
ちなみに巨大化してしまった生き物はコミカルなようでなかなかリアルだ。
造形としてもいい出来なんじゃないか?
カニとか最高じゃん、なんでカニなんだ?
ちなみに大統領は蛾に殺されたらしい、ぷぷっ。
結末はハッピーエンド、しかも想像していたのとだいぶ違うハッピーエンドだった。
絶対にこっちのほうがいい。
これは掘り出し物の一本だと思うぞ、でもタイトルがダサすぎ。
鑑賞メモ:NETFLIX