ボス悪霊がちょっとおしゃれ
※画像はお借りしているものです。
ネトフリで観た台湾ホラー、後味の悪さしか残らない、なんだかもやもや嫌な気持ちだけが残った作品だった。
舞台となった杏林医院ってのは台湾にほんとにある(あった)総合病院で現在は廃墟となり有名な心霊スポットになっているらしい。
どこの国でもあるんだな、そういう心霊スポットって・・・
心霊というより悪霊の予感しかしないんだけど・・・
かつては大きな総合病院だった杏林医院、そこである男の子が手術後に急死した。
悲しみに暮れる母親は死んだ息子の後を追うように焼身自殺し、それから病院では自殺者が相次ぐようになっていた。
現在では廃墟となった杏林医院、そこは強い心霊スポットとして有名になっていた。
ある日、道士(霊媒師)の父(タイ・バオ)と息子のアーホン(リン・ボーホン)は杏林医院で「死者に会える例会ツアー」を行っていた。
父は末期がんを患っており、ツアーを通して息子に道士を継がせたいと思っていた。
客は2人の女性、一人はスー(シュー・リーチー)。
彼女は杏林医院で亡くなった夫にもう一度会いたいと参加していた。
もう一人はモン(ヨーコ・ヤン)。
姉が看護師で杏林医院で働いていたが自殺して亡くなったのだ。
父はスーの夫、モンの姉の霊を呼び戻すが、呼び出した例の力が強すぎて霊に体を乗っ取られてしまう。
道士なのにいきなり乗っ取られるあたりポンコツ感がハンパない・・・
めっちゃ邪悪な霊が襲ってきてるのに夫に会うまで引き返せないと頑張るスー(上戸彩の劣化版みたい)がどんどん悪い方向に引っ張っていく、そして一番使えるのは渋々手伝ってた息子というこれでもかというぐらい基本に忠実な展開だ。
ホントにある場所らしいからリアリティがあるんだろうけど、おれは全然知らんし思い入れもない。
だからただ単にどっかで観たことある悪霊系のホラーをつなぎ合わせたようにしか感じなくてあんまり怖くなかったんだよな。
ただラストはお手本のようなバッドエンドで嫌な気持ちしか残らない…
位の弱い悪霊は白色のボロボロのシーツみたいの纏ってて、ボスの悪霊は赤いワンピでちょっとおしゃれ。
悪霊にもヒエラルキーが存在するようだ。
鑑賞メモ:NETFLIX



