一日のうち、中島みゆきの曲が必要な時間帯が必ずある。
おれの場合は、夕暮れ時から夜にかけて。
特に晩メシ食った後、その日の出来事を思い返しているとき、そして明日のことを考える時だ。
その時間帯にみゆきさんの曲を聴くとマジ染み渡るのだ。
むかしはみゆきさんの曲を聴いた後はちょっとへこんだ感じになったんだけど、ここ2、30年ぐらいのみゆさんの曲ってホントに勇気づけられる。
吟遊詩人・中島みゆき、彼女が若いころ歌ってた曲から世界観がかなり変わったと思う。
たぶん1900年代あたりかな、そして2000年前後には純文学の域に到達していたように思う。
昨年、ラストツアーがコロナで中止となりそのまま引退かと思ったんだけどニューアルバムが発売された。
どうもコンサートはもうやらないということで、楽曲作成は続けるようだ。
うれしい限りだ。
今回のアルバムを聴いて思ったこと、さらに文学色が強くなったように感じる。
流行りの音楽じゃない、でもこういうのが心地いいのはやっぱりおれは昭和世代なんだな。
おれは間違いなく昭和世代だと思うんだけど、考えてみりゃ生きてる期間は平成のほうが長いんだけどな。