観なきゃよかった・・・
※画像はお借りしているものです。
大注目のスタジオA24の新作。
A24っておれとおんなじ名前なんで昔っから自分の表記に使ってたんだよ。
そういうわけでこのスタジオの作品は観ないわけにはいかないのだ。
で早速観てきた、予告編を観て気になってたし。
でもね、マジで後悔したんだよ、観に行ったこと・・・
この手の映画ってそんなに客入いんなし、いきなりちっこいキャパの劇場だ。
たぶん2週間ぐらいで上映終わっちゃうんだよな。
だけどほぼ満員、おれと同じでヘンなのに興味を惹かれるやつが多いってことだ。
この映画をひとことで表そう。
最悪!
この言葉に尽きる。
映画がつまんないとかじゃなく、おれは一生残るようなトラウマを植え付けられたぞ。
なんでこの映画にレイティングがついていないんだ?
一番最高クラスのR18+以上、R30+ぐらいにするべきだ。
映倫はどういう審査をしているのだろう。
(残酷とかそういうたぐいじゃない・・・)
夫の死を目の当たりにしてしまったハーパー(ジェリー・バックリー)、彼女は心の傷を癒すためイギリスの田舎町にやってくる。
目がくらむような素晴らしい新緑、豪華なカントリーハウス、リフレッシュをはかるハーパーを迎えたのはカントリーハウスの管理人ジェフリー(ロリー・キニア)だった。
街へ出かけたハーパーは出会ったすべての人物がジェフリーと同じ顔であることに気づく。
牧師、発達障害の少年、警官・・・、世代が違う人物すべてが・・・。
さらに廃トンネルから謎の人物がついてきたり、夫の死がフラッシュバックしたり、不思議な出来事がハーパーに起こる・・・
いや、困った映画だ。
とってもA24らしい、よくわからない不快感がまとわりつく。
どんなことに対しても少なからず後悔って残るものだと思うんだ。
忘れようとしていることや、忘れたはずのことがあるときふと頭の中に蘇る。
後悔や罪って頭の中ではエンドレスに続くものなんだろう。
この映画のラストはまさにそれを表現したものだと思う。
この映画が伝えたかったのはそこ!(個人の感想)
だから観客はみんなもう許してくれ、という気持ちになるのだ。
これを劇場のスクリーンで流すって正気なんだろうか・・・?
そういえば俺の右となりに座っていたお兄さんはところどころ声を出して笑ってたけど、きっとイカれたひとなんだろうな。
一方、左となりのお姉さんは明らかに言葉を失っていたぞ。
きっとお姉さんのほうがまっとうな感覚だと思う。
これはアートといっていいのか?
おれはこういう映画を作るほうが怖いと思う。
だってセンスのはるか向こう側に行っちゃってるから。
正直、観ないほうがいいと思う、間違いなく一生残るトラウマになるから。
鑑賞メモ:劇場