ヘンテコ・クールジャパン
※画像はお借りしているものです。
日本ってブラピ好きだよな。
たぶんトムクルの次ぐらいに大人気。
彼らのすごいところって圧倒的にアンチが少ないんだよな。
普通、人気のある人ってそれなりにアンチもいるんだけどこの二人に関してはホントに聞かないんだよ。
そのブラピが主演の一本はなんと原作が伊坂幸太郎の「マリアビートル」、これは最高にハチャメチャ、高速鉄道の中という限られた空間で繰り広げられるアクションは『新感染』と双璧だ。
世界一運の悪い殺し屋レディバク(ブラッド・ピット)。
彼が受けたミッションは東京発の高速鉄道に乗り、アタッシュケースを盗み次の駅で降りるというもの、簡単なミッションだ。
難なくアタッシュケースを盗むことに成功するが、身に覚えのない殺し屋が次々と現れ停車駅で降りるタイミングを完全に失ってしまう。
殺し屋とレディバクを乗せた高速列車は世界最大の犯罪組織のボス・ホワイトデス(マイケル・シャノン)の待つ終着駅・京都に向かって加速していく。
日本が世界に誇る高速鉄道・新幹線。
それをモチーフにした架空の高速鉄道は何ともヘンテコ描写てんこ盛りでまさにハリウッド流の無限列車だ。
この何とも言えないパチもん感が絶妙に面白いんだ。
東京オリンピックみたいなキャラクターモモモンも笑える。
(あとシャワートイレな)
殺し屋がバンバン出てくるけど血なまぐささは一切なく、ただただポップな戦いが繰り広げられていく。
複雑なような相関だけど、実はそんなに難しくない。
とにかくハイテンションで戦いが繰り広げられるんだが、このノリについていけるかでこの映画の評価が大きく変わると思うが、おれはめっちゃ面白かったな。
上手くちりばめた伏線も見事に回収されてたし。
ホワイトデスの娘・プリンス(ジョーイ・キング)の切れ者ぶりもナイスだ。
こういう存在がいると物語がうまく転がるんだよな。
なによりかわいいし
列車の中で尋常じゃない殺し合いが繰り広げられるんだが、他の乗客に迷惑をかけないように振る舞っていたのは、これも日本的表現の一つなんだろうか・・・
もう一つのお楽しみポイントはチャニング・テイタムとサンドラ・ブロックの出演。
『ザ・ロストシティ』の主要キャストが顔見せしたんだがこういう遊び心は大好きだ。
もちろんこの手の映画から得られる教訓なんてないんだが、エキサイティングな時間を過ごすことができたことは確かだ。
もっと早く観に行けばよかった。
鑑賞メモ:劇場