焼きマシュマロってちょっぴりホラーだ
※画像はお借りしているものです。
ずっと観たかったんだよ、これ。
なんてったって『ゴーストバスターズ』世代だからな。
『ゴーストバスターズ』をリアルタイムで観て、なんて面白いんだと興奮したのを覚えてる。
久しぶりに円盤での視聴なのだ。
たぶんあの頃はコメディタッチのお化け退治というのがちょうどがっつりハマる年齢だったこともあると思う。
たぶんこれは前作を知らない人は完全に置いてけぼりをくらう内容だ。
でもおれはこれでOKだと思う。
アパートから立ち退きを言い渡されたシングルマザーのキャリー(キャリー・クーン)は、息子のトレヴァー(フィン・ウルフハード)、娘のフィービー(マッケナン・グレイス)を連れ、3人で父イゴン・スペングラーから相続したオクラホマ州のオンボロ農家に引っ越してきた。
この地は活断層もないのに原因不明の地震が30年に渡り続いていた。
ある日、フィービーはイゴンの遺品整理をしているときに床下から不思議な装置を発見する。
学校の教師グルーバーソン(ポール・ラッド)に見せたところ、これはかつてお化け退治のスペシャリスト・ゴーストバスターズが使ったゴーストトラップの巧妙なレプリカだといいトラップを開放してしまう。
するとゴーストトラップに囚われていたゴーストが解き放たれ、さらなる異変が街を襲い始める。
フィービーは農家のボロボロの地下室でハイテク機器の数々を発見し、祖父がかつてニューヨークを救ったゴーストバスターズの一員だったことを知る。
これはかつてのゴーストバスターズの孫娘たちによる新たなゴーストバスターズとしての活躍を描く物語りだ。
いいよな、お化け退治というコンセプト。
安易に恐怖映画にせずにお気楽コメディにしたところが最高だ。
レイ・パーカーJr.のテーマソングなんて誰でも知ってるもんな。
あの曲流れるとなんだか楽しくなるからな。
いま、リメイクや続編が一つのムーブメントとなっているけど、おれ、これは素晴らしいと思う。
なにが素晴らしいかというと、かつてのキャストが同窓会的に出演するノスタルジーに振り切った続編ではなく、しっかりと孫の代に継承して、それでいてあの頃のテイストをちゃんと残していたこと。
なにより当時監督だったアイバン・ライトマンは制作に、そして今回の監督はアイバンの息子ジェイソン・ライトマンが行っている。
かつての大ヒット作を親子で作るって素晴らしいと思わないかい?
おれ、自分の親と共同で何か作るって想像できない。
素敵すぎて何とも羨ましい。
映画については、今回のキャストっていいと思う。
主演のフィービーははじめ男の子かと思った。
兄ちゃんのトレヴァーは『ストレンジャー・シングス』のマイクだね。あっちの子供はおっきくなるのが凄まじく早いなぁ。
すっかりイケメンのお兄ちゃんになったよな。
教師のグルーバーソンもいい。ポール・ラッドって髭を蓄えるとこうも印象が変わるんだとちょっとびっくりした。
そして『ゴーストバスターズ』と言えばマシュマロマン。
今回はリアルマシュマロサイズでとってもかわいい。
これを心底楽しめるのはおそらくオリジナルを知ってる世代だけだろう。
背景が分からない人が観たら何が何だか全くわからないだろうし、CG映像を観慣れた人が観たら目新しいことなんて全くないと思うけどおれには最高の作品だと思う。
おれと同世代のひとだけにおススメ。
鑑賞メモ:BD