忠実なリメイクだけどこういうアレンジもあるんだな。
※画像はお借りしているものです。
もう4年前になるのか、突如大旋風が起こった低予算作品の『カメラを止めるな!』。
そのバケモン映画をまさかのフランス版リメイク。
これを観に行ってる人って間違いなくオリジナルを観ているひとだろうからオチはすべてわかっているはずだ。
おれもそう、もう何回観たかわからないほど観たんで顛末はすべてわかっている。
それでも面白い。
あらためて完璧な脚本だな、これは。
2時間弱の中に大きく3つのパートがある。
①30分間ノンストップ、ワンカットで進められるゾンビドラマのライブ映像。これはかなりへっぽこ作品だ。
②ワンカット映画を作ることになった舞台裏。
③怒涛のタネ明かし・・・
話しの流れはほぼオリジナル通りで撮り直しに近いような感じだ。
しかし、セリフの間や、設定はうまくアレンジしてある。
オリジナルを踏襲してか役名はオリジナルの日本名のまま。
違和感しかない・・・、しかもこれすら製作サイドが現場サイドへの介入というオチまで用意してある。
こういうリメイクのし方もあるんだな。
さすがコメディの本場フランスだ。
オリジナルの良さを分かっているだけに、まったく期待せずに観たんだけど思いのほかよかった。
もちろんこの映画のオリジナルを知らない人は100%楽しめるし、知ってる人も100%楽しめると思う。
上映劇場があまりにも少ないんだけど、おススメです。
でもね、ゾンビ映画を期待して観るなよ、ただのオチだから・・・
鑑賞メモ:劇場