実はけっこう機敏にうごいてるよな、このゾンビ
※画像はお借りしているものです。
めっちゃ久しぶりに観た。
この前観た『ヘルウィン』の中で上映されてたやつだ。
映画 in 映画で『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が流れてるのを観て、ディスクを掘り返したよ。
あ、観よう!と思ってこういうディスクがすぐに出てくるのってかなり変態だと思うんだけど、掘り起こしたディスクは封も切ってなかった。
いったいいつ買ったんだろう?
(ディスク掘り起こさなくてもアマプラで観れた・・・)
ゾンビおやじ・ジョージ・A・ロメロの長編デビュー作、そして今あるゾンビのすべての設定を確立させた画期的な映画なのだ。
なんと1968年作!もちろん白黒。
白黒画面が不気味さを際立たせてるのだ。
父の墓参りに来たジョニー(ラッセル・ストライナー)とバーバラ(ジュディス・オーディア)の兄妹。
そこに突如よみがえった死体(ゾンビ)が襲いかかる。
ジョニーは犠牲となるが、バーバラは近くの民家に逃げ込む。
他の避難者たちと民家に立てこもるが、外部との連絡が取れないまま民家はゾンビの群れに取り囲まれる。
しかし、立てこもる避難者の間で脱出するか、救助を待つかで意見が分かれる・・・
昔の映画なんで怖いというのはない。
あるのは不気味さだけ。
極限状態に追い詰められたとき、敵はゾンビではなく結局は人間のいざこざになるんだな。
昔観たときは深く考えなかったけど、地下室に籠った白人カップルが上にいる黒人を助けようとしないのは人種差別を表現したものなんだな。
人種差別だけでなく放射能汚染への皮肉など社会問題を織り込んだ風刺も見事だ。
鑑賞メモ:BD、Amazonプライム



