“凶器”も回を重ねるごとにマイルドになります
家のコレクションを引っ張り出して一気観した。
このシリーズ大好きなんだけど、数年ぶりに観た。
やっぱりこれすごくおもしろいわ。
刑事のバディものだけど、こういうベタな設定の映画って最近めっきり減ったような気がするな。
定年間近のマータフ刑事(ダニー・グローバー)のもとにやってきた新しい相棒は麻薬課から殺人課に映ってきたリッグス刑事(メル・ギブソン)。
リッグスは事故で妻を亡くし自暴自棄になっている。
死ぬことを恐れず暴走するリッグスに振り回されるマータフだが、次第に友情が芽生え、次第にお互いを認め合う。
4作まで作られたけど、4作で完全に完結。
シリーズを通しておもしろさが下がることない、珍しい作品だ。
“ファミリー”を強調したのは『ワイスピ』シリーズより間違いなくこっちが本家だな。
4での結末も非常にきれいにまとまっている。
ダラダラとシリーズを続けずに、スパッと終わらせたのが好感度大だ。
シリアス→コメディ→アットホームと作品色が変っていくんで、終始ワイルドな刑事ドラマを期待すると肩透かしを食らうと思う。
でもおれは好きだ。
スパッと「はい、おしまい」的に4作で完全にまとまってるのが潔くてよい。
是非とも一気に観たいシリーズだ。
ケンシロウのモデルがメル・ギブソンっていうのは有名な話だけど、この頃のリッグスはケンシロウそのものだ。
おれ、ワイルドのかけらもないんで、この頃のメル・ギブソンにめっちゃ憧れたなぁ。
久しぶりに観て、やっぱりカッコいいと思ったよ。
3から登場したレネ・ルッソ、いまじゃソーのお母ちゃんだけどこの頃はアクションバリバリでジーンズ姿がやたらとかっこいい。
すっかり忘れてたけど、2のヒロイン・リカはパッツィ・ケンジットだったな。
いやー、なつかしい、そういえばおれ、エイス・ワンダーのCD持ってたな。
どこにあるんだろう?
4で登場したジェット・リー、この頃はホントにキレッキレなんだよ。
こんなやつ、絶対に敵に回したくない。
鑑賞メモ:BD