夢の中だけでも望みを叶えたいと思う

 

 

これ、たしか映画館に観に行って、たぶんその一回しか観ていない。

『TENET テネット』で脚光浴びまくってるノーラン監督作品をNETFLIXで見つけて観てみた。

夢の中に入り込み、潜在意識の中のアイデアを盗み出す産業スパイが主人公の話。男が依頼されたのは夢の中からアイデアを盗み出すのではなく、夢の中で潜在意識の中にあるアイデアを植え付ける“インセプション”というものだった。

 

はじめて観たときは驚異的な映像ばかりに目が行ってたけど、あらためて観てみるとよく書かれているストーリーだ。

しかもオリジナルストーリーって、こういう脚本が書けるノーランってすごいと思う。

おれも夢をよく見る。

自分に都合がいい夢、何かに追いかけられる夢が圧倒的に多い。

目覚めたとき、一瞬、現実と区別がつかないことがよくある。

たいがいは数秒経つと夢の詳細は記憶から消えてしまうんだけど。

でも突然、「そういえばあんな夢見たな」って思い出すことがある。

忘れていたはずなのに突然思い出すって、潜在意識に刷り込まれているからだろうか。

こういうところに着想を得て物語りを膨らますってホントにすごい。

『TENET テネット』しかり難解であることは間違いないんで、観るひとによっては傑作と駄作の判断がぷっつり分かれるだろうが、おれは好きだな。

 

ラストの机の上でコマが回っているシーン、コマは回り続けているが、ときおり回転を失なっているようにも見える・・・

コマが回り続るのか、それとも止まってしまうのか、それにより物語りの帰着は大きく異なるが、解釈は観た人におまかせってとこだな。

 

  鑑賞メモ:NETFLIX