気持ちよく騙される
日曜鑑賞1本目。
ずっと観に行きたかったんだけど、タイミング的にムリかなあと半分諦めててたんだけど、このあと『2分の1の魔法』観る予定だし、ちょっと時間を調整して2本観ることにした。
結果、観てよかった。
これは笑ったし、泣いたしものすごく面白くて満足した。
世界有数の大富豪フウ家の当主レイモンド・フウ(北大路欣也)が亡くなった。
総資産が10兆円を超えるという莫大な遺産を巡り3人の姉弟ブリジット(ビビアン・スー)、クリストファー(古川雄大)、アンドリュー(白濱亜嵐)が火花を散らす。
しかし、3人の前で執事・トニー(柴田恭兵)が読み上げた遺言には、すべての遺産は誰も存在を知らなかった隠し子“ミシェル・フウ”だった。
ミシェル探しが続く中、10兆円の遺産を狙い世界中の詐欺師が伝説の島・ランカウイ島に集まる。
百戦錬磨のコンフィデンスマン・天才詐欺師ダー子(長澤まさみ)は新たな子猫コックリ(関水渚)を“ミシェル”として送り込む。
宿命のライバル赤星(江口洋介)、天才恋愛詐欺師ジェシー(三浦春馬)も集まる中、ダー子はボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)とともに世界最大の騙し合いが始まる。
このシリーズはほんとに楽しい。
気持ちよく騙される、そういう言葉がぴったりだ。
後半の怒涛の種明かしは爽快という言葉しか出てこない。
おみごと、おみごと、おみごと。
おふざけだけでなく、しっかり泣いたし
もちろん長澤まさみ目当てだったんだけど、コックリ役の関水渚がすごくいいんだよ。ポカリの子だよな。ピュアを通り越して透き通ってみえたぞ。
今後目が話せないな。
共演陣も豪華でほんと楽しい。
おなじみの出演陣に意外な友情出演まで。
俳優見るだけで楽しいぞ。
すっかり悪人顔になった江口洋介・赤星とのおなじみの攻防はもはやルパンと銭形に匹敵する楽しみだ。
『ロマンス編』から登場した天才恋愛詐欺師ジェシーが大好きなキャラクターだったのに、三浦春馬クンは残念で仕方がない。
あと、ボクちゃん役の東出クン、シリーズではお人好しな利用されキャラだったのに、あの騒動のせいでお人好しには見えない・・・
とても好評でさらなる続編が作られるみたいなんだけど、シリーズものって回を重ねるごとに間口が狭くなってくのが少し不安・・・
もちろん、その作品だけでも楽しめるものを目指すんだろうけど、それでもおなじみのキャラクターの知識があったほうが楽しめるに決まってるからな。
作品数が多くなるとどんどんハードルが上がっていくもんな。
フラットに楽しめるのは最後のチャンスかもしれないぞ。
鑑賞メモ:劇場