ビショップだ!

 

 

なんの予備知識なく観に行った。

原作は日本のコミック、監督はキャメロン、劇場で流れる予告編観ただけで、HPすら見ていない。

すげー面白かった。キャメロン健在を目の当たりにした。

 

数百年後の未来、大戦後の世界は二つに分断されていた。

天空に浮かぶ富裕層が住むユートピア都市“ザレム”と、“ザレム”から排出される廃棄物が蓄積した地上“アイアンシティ”

“アイアンシティ”の町医者イド(クリストフ・ヴァルツ)はくず鉄の山から少女の東部を拾い上げる。

彼女は300年前のサイボーグだった。

奇跡的に脳に損傷はうけていなかったが、過去の記憶を失っていた。

イドは拾い上げた頭部を機械の身体で修復し、アリータと名付ける。

ある日、アリータは襲ってきた敵から身を守るために戦った時に、自分の中に恐るべき戦闘力が備わっていることに気づく。

彼女は300年前のテクノロジーで作られた“最強兵器”だったのだ。

 

凄い映画だった。

近未来SFの要素がすべて詰まっていて、キャメロンっつくづく巨匠だなと再認識した。

2Dで観たんだけど、ぜひ3Dで観てみたいと思った。

きっと相性がいいような気がする。

近未来SFのディストピアものとしては真新しい要素はないんだけど、キャメロンのオタク度全開の世界観やキャラクター描写は見事に尽きる。

アリータの目がキレイでかわいいし。

アクションシーンもかっこいいし、実写とCGの融合が驚くほど自然でびっくりした。

これは思わず力が入っちゃうわ。

町並みは『ブレード・ランナー』とか『フィフス・エレメント』のように場末感を漂ってる。

近未来の町はみんな汚いんだろうか?
 

この映画に出てくるモーター・ボールとか、『ハリ・ポタ』クィディッチとか、架空のスポーツを創造するってすげぇ。

しかもめっちゃスピーディーで力が入る。

モーター・ボールのシーンでは思わず身体が動いちゃうことがなんどもあったぞ。

 

イドの前妻チレン役のジェニファー・コネリー、久しぶりにみたけどやっぱりきれいだわ。

実はめっちゃファンだったんだよ。

 

本編のなかで、アンドロイドが引き裂かれるシーンが何度もある。

どうしてもビショップが思い浮かんでしまう。

これはぜったいキャメロンのセルフ・オマージュだ。

 

ところで、この映画の予告が劇場で流れだしたころ(1年ぐらい前だったかな・・・)、たしかタイトルは『アリタ』だった。

くりーむしちゅーみたいだから変更になったのかな?

 

  鑑賞メモ:劇場

 

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