ルークよりハン・ソロになりたかった
SWといえば世界的なイベントなのに、今回のSWは最も盛り上がりに欠けている。
本国でド派手に大コケしたのが原因かもしれん。
こんなのSWじゃないという前評判が溢れていたけど、それでも俺は観るもんね。
(早く観に行かなきゃ終わっちゃうかもという危機感もあった・・・)
こどもの頃からSWを何度も観て、ルークよりアウトローなハン・ソロに憧れた。
ハン・ソロになりたかった。
今回のSWアナザーストーリーはそのハン・ソロの若かりし頃お話し。
正直なところ、前日譚とか、なんとかビギンズとか、なんとかゼロとかはイマイチなのが多い気がする。
昔はこうだったと無理やりストーリーを作った感があって、ストーリーの本質とは違う方向に行きがちなんだよね。
しかもSWの一番人気キャラのハン・ソロ、批判を浴びることが宿命となっている映画でもあるのだ。
実際、大不評とのことで、この後のSWアナザーストーリー構想が白紙になったとの報道も出ている。
こんなのSWじゃない!
そりゃそうだ、ハン・ソロは普通の人間だし、フォースが使えるわけでもない。
スペースオペラとして壮大な宇宙の覇権を争う戦争の物語りとはあんまり関係ない、むしろどうでもいいお話しなんだよ。
だからバッシングばかり目立ってるんだけど、俺は肯定的な意見を書いてみよう。
宇宙船の造船所が盛んな惑星コレリア、ハン(オールデン・エアエンライク)は自由を求めて幼なじみのキーラ(エミリア・クラーク)と宇宙に脱出しようとしていた。
しかし脱出失敗、ハンだけ脱出してキーラは捕らわれの身に。
ハンは、銀河一のパイロットになってキーラを迎えに来ると誓う。
そして帝国軍のパイロットを目指すが、アカデミーを追放され歩兵として送られた戦場で後の相棒チューバッカと運命的な出会いをする。
SWというブランドを考えなかったらけっこう楽しめた。
オープニングのスピーダーでのチェイスシーンや、雪山の鉄道でのコアクシウム強奪シーンなんてかなり見応えがあった。
単独の映画としてはそんなにボコボコに叩かなくてもいいと思う。
普通に面白かったし。
生きるために裏切りを繰り返す、誰も信用するな、うーん一理あるかも。
SWとして観たときに、チューバッカとの出会いや、ハン・ソロの名前の由来、ミレニアム・ファルコンが出てきたときはやっぱりおおっ、と思った。
どうしてもハン・ソロはハリソン・フォードのイメージが強すぎて、いくら若かりし頃とはいえ違和感しか感じなかった。
(観ているうちに気にならなくなったが・・・)
イマイチ乗り切れないのは、SWのどこにも繋がっていないからなんだろう。
どこにも繋がっていない→別になくてもいいんじゃない?
そんな感じ。
だから単独映画として楽しもう。
ところで、このロゴなんかカッコ悪い。
なんで、カタカナにするかな…
本国版ではこんな感じ。
やっぱりイマイチだけど日本版よりマシ。
こんなバージョンもあるみたい。
これはもっとカッコ悪い。
文字数が少ないからだろうか、ロゴの見栄えが良くない。
鑑賞メモ:劇場



