ミュージカル映画はどこまで進化するんだ?
※画像はお借りしているものです
おいらがミュージカル映画に求めるものは力強い歌とダンス、ストーリーによる感動なんていらない。
ほしいのはパワーなのだ。
この映画では歌とダンスがこれでもかというぐらい感動を連れてくる。
始まってすぐに涙がぽろぽろこぼれてきたよ。
心のそこからパワーが湧き出てくる感じだった。
これ、感動しない人なんていないんじゃじゃいだろうか。
幼い頃より貧しかったP.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)は、身分の違う上流階級の娘チャリティ(ミッシェル・ウィリアムズ)との恋を実らせ結婚する。
二人の娘に恵まれ、妻のチャリティは幸せな日々を過ごすが、P.T.バーナムは愛する家族のため、成功を求め、挑戦と失敗を繰り返す。
そしてついに前代未聞のショーを作り上げる。
それは奇人たちを集め、サーカスのようなショーだった。
大衆の心を掴んだバーナムだったが、あまりの型破りに上流階級の人々は眉をひそめるばかり。
さらに民衆の中にも根強い反対派がいた。
裕福になっても上流階級に受け入れられないバーナムは、相棒の若き興行師フィリップ(ザック・エフロン)の協力で出会ったオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)のプロモーターとして全米ツアーを手掛け、世間に認められるようになる。
バーナム不在の一座でショーを成功させようとフィリップは奮闘するが、行く手には築きあげたものが崩壊する試練が待ち受けていた。
個性があるから輝く、よく言われることだが、“個性”に輝く才能がなければただの“マイノリティ”。
そんなに簡単に使える言葉じゃないんだよな“個性”って。
この映画で個性的なひとたちがショーをするわけだが、そこは本質じゃなくて、ただ「あきらめずに前に進む!」という力強いメッセージがこれでもかというぐらい伝わってくる。
別に個性的な人たちでなくてもよかったのかもしれん。
でも文句なしに感動した、すごく心を駆り立てられ涙がとまらんかった。
しかし、ヒュー・ジャックマンの多才ぶりには驚かされる。
ザック・エフロンは安定の歌にダンスだけど、彼がかすんでしまうほどほれぼれした。
最近見たミュージカル映画では群を抜いてよかった。
これはできるだけ音響のいい設備で観たい。
今回、ポイント鑑賞でタダで観れた。
払ったのは、ATMOS特別料金の差額200円のみ。
鑑賞メモ:劇場
