ゆるーい探偵だけど、以外にハードボイルド
これもフリーパスポートで無料鑑賞。
公開３日目なのになんとも寂しい客入り・・・
でっかい箱だったから、ガラガラが余計に目立ってかわいそうだった。
おれ、ただ観だから遠慮がちに隅っこの方の席取ったんだけど、かえって怪しさ抜群だった・・・
で、この映画、客入りに反してめちゃおもしろかったわ。
もともと好きなシリーズなんだよね。
なんかただで観て申し訳ないよ。
アジア最北の大歓楽街・札幌すすきの。
札幌の裏も表も知り尽くした探偵（大泉洋）は、相棒の高田（松田龍平）の後輩が持ってきた「失踪した恋人・麗子（前田敦子）をさがしてほしい」という依頼を安易に受ける。
早速捜査を始める探偵だっがが、麗子がアルバイトしていたモデル事務所でオーナーのマリ（北川景子）と出会う。
どこかであったことがある・・・、かすかな違和感を覚えながらマリの周辺をかぎ回る探偵だったが、マリの手下に襲われる。
最強の相棒・高田までも倒されてしまう。
しだいに麗子の失踪の陰に、札幌の裏社会に暗躍する北城グループの姿が見えてくる。
マリは北城グループのボス（リリー・フランキー）の愛人だった。
札幌の裏社会で発生した殺人事件、モデルの失踪、裏社会での薬物の取引・・・、バラバラに発生した事件が一つにつながっていくのだ。
北海道のハイテンション・アクター大泉洋のかるーい探偵、かなりおちゃらけたキャラクターだけど、物語りはかなり硬派なんだよな。
脚本がとっても良く書けている。
観応え抜群、お見事な出来栄えだわ。
おれは裏社会とはまったく縁がないんで、とっても興味深く観た（近づきたくないけど）。
探偵なんて見たことないけど、ほんとにいるのかな？
探偵と高田の関係がなんともかっこいい。
余計な言葉なんていらんだろ、という典型、最高のバディ・ムービーの一つだわ。
最後なんてほろりとさせられたしな。
白状すると、今回のヒロイン・北川景子は、苦手なタイプの女優さん。
でもね、めっちゃ美人やわ。
反則級の美人さで、今更ながら一目惚れしてしもた。
出てる俳優さんはみんなよかったけど、ただ一人残念だったのが、前田敦子。
彼女の演技は酷かった。
おれの中では、前田敦子ってなかなか侮れない演技をするなと思っていたんだけどな（『イニシエーション・ラブ』なんてよかったぞ。）
しかし、麗子はいただけなかった。
なんか一人シロウトが混じってる感じがして残念だった。
鑑賞メモ：劇場