ワタシキレイ?

 

 

口裂け女って知ってる?

俺が小学生の時、社会問題になるほど大ブームだったんだよ。

マスクした女のひとがいきなり「ワタシキレイ?」と聞いてきて、“キレイ”と答えると、「これでも?」といきなりマスクを外す。

そしたら、口は耳まで裂けていると・・・

 

けっこう地方でアレンジされてて、俺のとこでは100メートルを3秒で走るスピードで追いかけてくるとか、ランドセル背負ってる男の子が狙われて殺されるとか・・・

ビビリーマンの俺は本気で怖かった。

近所で目撃されたとかいう噂で本気でビビりまくってたのを思い出す。

また、クラスで「口裂け女に遭遇したけど、間一髪逃げれた」とかいうやつがいて、バカな俺はすべて信じていたし、周りにマスクしてるひといないか常に周りに気をつけてた。

(最近ではマスクしてるひとって普通にいるけど、当時マスクしてるひとなんてまず見なかったから、マスクしてるってっだけで異様だった。)

 

そんな口裂け女のアメリカ版。

日本の都市伝説がアメリカでいろんな災いを起こしてる。

オムニバス形式になってて、様々な日本の都市伝説のお話しがあるけど、どの話にも一貫して口裂け女が入ってる。

こっくりさん、陰陽師、ウメコ(貞子のパクリ)、そしてゾンビまで・・・、メイド喫茶とか無理やり日本感だしてる何でもありのトホホな映画です。

 

口裂け女の噂が広がるロサンゼルス。

ある日、クレア(ローレン・テイラー)の有人モニカ(ニコール・アレクサンドラ・リヴォワ)は口裂け女に殺される。

それ以降、悪夢にうなされるクレアだったが、都市伝説を研究している(そんな職業あるのか?)サラ(メンネル・アル=カワジャ)が口裂け女の正体ではないかと疑い始める。

一方、サラも悪夢にうなされるクレアが口裂け女の正体ではないかと疑う。

やがて、こっくりさん、ゾンビなど様々な事件が起こり始める。

 

いやー、ここまで無理やりてんこ盛りにする必要あるのか?

日本の数々の都市伝説を紹介したかったのか、無理やり感が抜群。

やっぱりアメリカ舞台で口裂け女ってのは違和感抜群だわ。

いやー、ひどい映画だ。

日本のエクソシストって紹介されてる陰陽師も、なんか町で托鉢してるひとみたいだし、メイド喫茶出てでたり、外人がギャルゲー夢中でやってる意味わからんし、あっちでもアイドル映画ってあるんやな。

ま、クソ映画だな。

 

  鑑賞メモ:DVD