スタイリッシュな殺し屋だけど、非常な世界を垣間見た。
スカッとする反面、ちょっと切ない後味が残る。
めっちゃ寒い。
風がうなっている。
こんな日は外に出たくないので、家で映画を観るに限る。
決して痕跡を残さない完璧な仕事ぶりをする殺し屋・アーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)。
その仕事ぶりから“メカニック”と呼ばれる。
“整備士”とか“工作員”ぐらいの意味かな・・・
依頼主からのターゲットは、なんと彼の親友のハリー・マッケンナ(ドナルド・サザーランド)だった。
それでもアーサーはプロに徹して、仕事を遂行する。
後日、ハリーの葬儀に出席したアーサーは、父の復讐がしたいと荒れる息子・スティーブ・マッケンナ(ベン・フォスター)と出会う。
気持ちが早るスティーブを放っておけず、彼を助手として受け入れ、殺し屋のノウハウを教えていく。
アーサーを信頼するスティーブだったが、やがて真相を知る時が来る・・・
これ、リメイクなんだね。
オリジナル版(チャールズ・ブロンソン)は未見なんで、比較はできないんだけど、そこそこ面白かった。
ただ、スティーブ役のベン・フォスターはちょっと役に合っていなかったような・・・
ジェイソン・ステイサムがかっこいい。
ハゲてもセクシーに見えるなんてうらやましい。
髪の毛は男にとって死活問題、俺もハゲる日が来たらかっこよくハゲたい。
ただ、彼ってどの作品を観てもだいたい同じキャラなんだよね。
このままいくと、B級半のアクション俳優(ドルフ・ラングレンみたいな・・・)になってしまいそうな不安がある・・・
前半ははっきり言って駄作かなと思ったけど、中盤あたりから俄然面白くなった。
完璧に仕事をするアーサーなのにあんなとこに重要な拳銃を隠しているとは、あたかもスティーブに見つかるように。
それなら、ラストは熱い和解かなと思いきや、非常な結末に・・・
俺の解釈不足なのかもしれないけど、何通りかの解釈ができるラストだな。
いずれにせよ殺し屋の世界はシビアだ。
出来れば俺は関わりたくない。
鑑賞メモ:BD
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