エージェントってJBが多い?



超期待のマシュー・ヴォーンの新作『キングスマン』、劇場で予告編観たときから楽しみで仕方がなかった。
『キック・アス』を彷彿させるようなキレッキレアクションをコリン・ファースがやるってんだから期待せずにはいられないでしょう。

高級テイラー“キングスマン”の仕立て職人の英国紳士ハリー(コリン・ファース)、その正体はどこの国にも属さない国際的なスパイ組織“キングスマン”のエース・エージェント。
ある日、ひとりのエージェントが殺害され、その補充にエグジー(タロン・エガートン)がスカウトされる。彼は17年前“キングスマン”のエージェントで、自らの命と引き換えに仲間たちを救ったハリーの恩人の息子だった。
エグジーはエージェントになるべく厳しい訓練に取り組んでいく。一方、ハリーは天才IT富豪のリッチモンド・バレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)の恐るべき陰謀を追いかけていた。


これ、コリン・ファースが主役ではありませんね。
ま、タロン・エガートって完全に無名だし、彼の名前を出すといきなりB級以下の作品になっちゃうからね。

しかし、この映画面白かったわ。
スパイ映画としては異色作!
ゾンビの大軍と闘っているような教会でのバトルをはじめ、悪ノリのオンパレード。
アクションは『キック・アス』の焼き直しとも言えなくもないけど、スピーディーで爽快だわ。
テンポもいいし笑いも残酷表現もてんこ盛り、こんな爽快な映画は久しぶりに観たぞ。
古いスパイ映画が至る所に踏襲してあって遊び心も満点、悪ノリが過ぎるところもあるけど、娯楽作品はこうじゃなくっちゃというようなお手本のような作品だな。

エグジーが犬につけるJBという名前、ジェームス・ボンド、ジェイソン・ボーン、ジャック・バウアー・・・、確かにエージェントにはJBが多いと納得したぞ。




  鑑賞データ:劇場

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