ルパン三点


いまさら説明の必要もない有名すぎるアニメ『ルパン三世』の実写版。

元作品が有名なほど批判が殺到するのは宿命的なんだけど、そういう十字架を背負ったこの映画もとってもコメントしずらい。
アニメの実写版を観るとき、原作は意識せずにオリジナルのものとして観るように心がけてるんだけど、アニメのルパンがあまりにも強く脳に刷り込まれているので、どう見ても愉快な大人たちがいい歳してコスプレ楽しんでるようにしか見えないんじゃよ。
五右衛門の違和感がすごいし・・
しかも本気の演技をぶちかましてるから観る側は恐ろしい戸惑いを感じる。

ルパン役の小栗旬は結構いい線いってたと思うんだけど、話し方がルパン口調。
アニメだとキザなセリフも違和感ないけど、実写で聞くと歯が浮きまくり。
ルパンの出来を左右するであろう峰不二子、観る前は佐藤江梨子あたりがしっくりくるだろうなと思ってたけど、この黒木メイサも悪くない。

しかし、モンキーパンチはこの映画をどう観ているんだろう。

あまりにも有名なあのテーマソングも使われなかったんだから、制作サイドでかなりすったもんだあったんだろうな。

でも俺は結構楽しめた。
アニメの実写とみるなら、ルパン三点、オリジナルのアクションコメディーとしてみるなら七点。


  鑑賞データ:劇場

  ※公式サイト※