地球外生命体が地球に来るのはおれが死んだ後にしてくれ!
※画像はお借りしているものです。
おれ、『エイリアン』って超名作なSF映画だと思ってる。
ただし1と2だけ。
といってもともに映画館ではリアルタイムには観ていない。
後にレンタルビデオで観たか、リバイバルのセカンド上映館でなんかと2本立て、3本立てとかで観た。
リドリー・スコットの1作目は宇宙ってなんて恐ろしいとこなんだとビビりまくったSFスリラー、ジェームズ・キャメロンの2作目は1作目とはガラッと作風が変わったアクション映画でこんなに面白い映画があるんだと感激して夢中になった。
それ以降、エイリアンシリーズをずっと観てるわけで、それなりに面白いんだけど、はっきり言って満足とまではいかないんだよ。
シリーズを重ねるごとにトーンがさがっていくっていうよくあるスパイラルに入っしまっているんだよ。
SF映画の金字塔『エイリアン』もついにドラマ化、期待せずにはいられない。
映画製作において、名作を駄作にしてしまう技術に関してはピカイチのディズニー制作ってのが気になるけど、せっかく加入してるディズニープラスの恩恵をフルに享受することにした。
とりあえず5話まで観た。(続きの配信を待っている。)
舞台は2,120年地球、宇宙探索に出ていた宇宙船マジノ号が地球に不時着した。
地球を支配する5つの巨大企業のひとつプレディジーが所有するマジノ号には宇宙で捕獲した5種の生命体(エイリアン)が積んであり、墜落によりエイリアンが地球に放たれてしまう。
プロディジーの創始者で天才的な頭脳をもつカヴァリエ(サミュエル・ブレンキン)はこの未知の生命体を企業利用するために手に入れようとし、他のライバル企業との争いが勃発する。
一方、プロディジー社では末期疾患の子供たちの意識を人工知能を搭載したアンドロイドに移植する技術を提供しており、その技術により人工知能とのハイブリッド(ドラマではシンセと呼んでた。)となったウェンディ(シドニー・チャンドラー)は特殊部隊とともに墜落事故の救出任務に当たる。
ウェンディと部隊は墜落現場で謎の捕食生命体エイリアンと遭遇する。
今回の主人公はハイブリッド(シンセ)のウェンディ。
風貌は若い女性だけど中身は子供、コナン君みたなもんだ。
ハイブリッドたちをトレーニングするシンセ・カーシュ(ティモシー・オリファント)はアッシュやビショップを彷彿させるキャラクターでエイリアン・ファンのワクワクしたな。
未知なる力を兵器利用しようとする考えはいつの時代もあるんだろうな、『ジュラシックワールド』でもラプトルを兵器として利用しようとするおっさんがいたしな。
今回のキャラクターはどこに感情移入したらいいのかなかなかわからんのだけど続きがすごく気になるんだよ。
ドラマのキモとなるシンセ(人間の意識を転送したアンドロイド)というテクノロジー、ひと昔前ならただの空想だったと思うんだが、いまならもしかしたら近い将来実現されるかもと思う。
死んだ人、余命があまり残されていない人の意識をアンドロイドに移植するという技術ってそのうち出てくるんじゃないかといまなら思えるんだよ。
アマプラで配信してる『アップロード』っていうドラマもそういうユニークなアイデアのドラマなんだけど、1話30分程度だしとっても観やすいんでおススメするぞ。
『エイリアン』とは逸れてしまったけどおれはなかな面白いドラマだと思う。
ただ、腑に落ちない謎もあるんだよな。
今回の舞台は2,120年、これってエイリアンの1作目の2年前なんだよな。
ということはノストロモ号が宇宙でエイリアンと遭遇するより前にエイリアンは地球に来ていたことになる。
エイリアンを地球に来させまいと頑張ったリプリー(シガニー・ウィーバー)の奮闘はなかったことになる。
シリーズ3作目とか4作目とかあまりに出来がよくなかったものがなかったことになるなんでことはたまにある(『ターミネーター』とかな)けど、1作目そのものに矛盾が出るケースって珍しいと思う。
しかもこのドラマの制作総指揮は1作目の監督のリドリー・スコットだ。
この先どう言う展開になるのか、映画との関連はどうなるのかがめっちゃ気になるのだ。
将来的に、宇宙の生命体と遭遇することって絶対にあると思うんだけど、地球に来るのはおれがこの世にいなくなった後にしてくれ。
鑑賞メモ:ディズニープラス