非常勤職員について | 現役男性保育士の保育園では言えないこと

現役男性保育士の保育園では言えないこと

都内で保育士をしています。
普段感じていることを書いていきたいと思ってます。

先週、クラスの子どもが、歯から出血して、受診した。

結果として、歯には異常はなく、保護者にも謝って、あとは「事故報告書」を書くだけである。

 

今回、つかまり立ちをしていた1歳になったばかりの子が、後ろに振り向きながら座ろうとしたところ、そこにあったテーブルに歯をぶつけてしまったのだが、その時、その子を見てくれていたのが非常勤の職員であった。

 

今年、最初に受診した時も、けがをした子の側に一番近かったのは、非常勤職員だった。

一昨日、かみつかれた時も、側にいたのは非常勤職員である。

 

全体をしっかり見て、危ないと思ったら、非常勤職員に、事前にきちんと指示を出さなければいけなかったわけだし、責任は自分にある。

ただ、そこにいたのが自分だったら、防げたかもしれないなという思いはある。

 

うちの区では、だいたい2歳児か3歳児クラスまで、非常勤職員が、午前、午後一人ずつついている。

いわゆる基準以上の配置なので、とてもありがたいし、主に雑をやってもらっているのだが、どの方も、安い賃金にもかかわらず、本当によくやってくれている。

ただ、資格がなくてもなれる。

個人的には、資格があっても、「保育士やめた方がいいんじゃない」って思う人もいるし、資格がなくても、すごくいい子どもとのかかわり方をしている人もいるから、資格の有無がすべてだとは思っていない。

 

ただ、責任は、正職員だけである。

 

いずれもそんなに大きな事故でなかったけれど、もう一人プラスされるくらいの人員が、保育園には本当は必要なんだと思う。