こうなるなんて、
思ってもなかった。
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東北の地方都市で、公務員と元銀行員の両親のもとに生まれた僕は、
「真面目に生きなさい」「ちゃんとしなさい」「普通が一番だ」
そう言われて育ってきた。
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小学校までは、その通り真面目に、ちゃんと生きてきた。
学校の成績もよかったし、担任からの覚えも良かった。
全校集会での学校代表の挨拶に、何度も選ばれたりもするぐらいには優等生だった。
これまでと同じように、未来もまたまっすぐ続いていく。
そのことを、小学生までは疑いもしなかった。
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そんな希望ばかりのシンプルな道から外れ始めたのは、
中学校でいじめで自殺しかかった頃から。
奇跡的な体験で死への一線こそ踏み越えなかったものの、
そこから溜め込んだ鬱屈とした想いは大学入学で親元を離れてから表面化。
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大学時代は、僕の人生の暗黒期。人によって絶望し、人によって希望をつないで、
どうにかこうにか1浪4留でなんとか卒業した時には、もう27歳。
かつて思い描いたような「普通で真面目」な生き方からは遠く離れていた。
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それでも「普通で真面目」への呪縛は強くて、
なんとか「普通の生き方」と折り合いをつけようと、いろいろもがいてみたけれど、やっぱり上手くいかないんだよね。
10年間の会社勤めで、
1部上場企業から日雇いのアルバイトまで、20ぐらいの職場を転々とし、
数え切れないぐらいの試行錯誤やトライアンドエラーを繰り返した。
この世界での自分の居場所や生き方を探し続けた。
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でももがけばもがくほど、
試してみればみるほど、
自分には親の教えとは真逆の「普通で真面目じゃない生き方」こそが合っているように感じられて仕方がない。
振り返ると、人生を右往左往したこの会社勤めの10年間は、
古い価値観を諦め、
新たな道を生きる覚悟を定めるための、
必要な踊り場だったんだということがよくわかる。
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苦しくとも必要な体験。
渦中にいる時はしんどくても、
後になってそう理解できる時間というのは、きっと誰にだってあるんじゃないだろうか。
あの頃の僕は様々なチャレンジをし続けることが必要な時期だった。
時にはぶつかり、時には傷つきながら、
何度も繰り返し確かめ、
時間をかけて「普通で真面目」に囚われない生き方へとシフトしていった。
呪縛は、時間をかけたからこそゆっくりと、確かにその力を弱めていった。
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そしてやっぱり、2011年から学び始めた星の視点は、
古い価値観から抜けるプロセスを加速させた。
自分の星を見てみて、星が示す通りに生きようとすると、
どうも「普通で真面目」な生き方からは離れることになる。
でもそっちの生き方のほうが明らかにしっくりくる。
「星がそう言っているんだから」、
それを言い訳のように恐る恐る、少しずつ自分の思うようにアクセルを踏み始めたら、
そこから人生が前に進み始めた。
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親から教えられた「普通で真面目」から外れた生き方、
それこそが自分の生き方なんだと腹をくくるしかない、という結論に至った時には、もう30代も後半。
そんな「いい歳」になった頃に、10年続けた会社勤めを辞めることにした。
もうどこにも就職しない、どこにも属さないと決めた。
自分の道は自分で創る。そう決めて、先が見えない道に踏み出した。
僕の本当の人生のはじまりは、そこからだった。
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人それぞれの生き方があるんだと思う。
「普通で真面目」な生き方が合っている人もいるし、そうじゃない人もいる。
誰かにとって楽しくて仕方がないことも、
自分にとっては何も面白くないってことがある。
反対に、誰かが好きじゃないことや、理解できず避けて通るようなことでも、
自分にとっては歓びでしかないってことだってある。
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それでいいと思うし、
それこそがいいとも思う。
こうしなければいけない、なんてことはない。
唯一の正解なんてない。
人それぞれの道があるだけなんだ。
人って本当に面白いし、人生って本当に味わい深い。
だかこらそ、誰もがみんな、
自分が望む人生を選び取り、歩んでいけたらいいと思う。
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それぞれの道を歩んでいこう。
自分で選んだ、自分だけの道を、自分の足で歩んでいこう。
自分で創る人生、
そこでしか得られない歓びがあるから。
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かつて思ってもいなかった日々、
それこそが僕にとっての歓びの道なんだ。
自殺しかけた中学生の時の自分、
僕は今、幸せに生きてるよ。
以上、北條毅さんのFacebookより転載させて頂きました。
(中津川 苗木城跡にて)
本当に
私もまた
紆余曲折を経ての今です。笑
清水の舞台から
運命によって突き落とされたこともあり(苦笑)
(ま、私自身の真我がさせたことですが)
自ら飛びこんだこともあり。
この世界はどんな生き方も
選べるんですね。
いつか
もし貴方にも
腹を決める時が訪れたなら
その時が来たら
自分の本心(魂の望み)
だけを見つめて
思いきりよく
飛び込んでみましょう。
自分オリジナルの
唯一無二の
人生を生きてゆこう。