【ケンカの大半は

これができないから起きている】

 

 

今月末からはフィリピンに行きます。

 

マブダチの久本さんがフィリピンの小学校での授業風景を撮った動画をくれました。

 

 

授業の内容は次のようなもので、

「事実」と「意見」を区別する力をつけるためのもの。

 

 

 

"先生「①チワワは(比較的)小さい犬である。

これは事実ですか?意見ですか?」

 

生徒「事実です!」

 

 

 

先生「②観察していて1番楽しい動物は猫である。

これは事実ですか?意見ですか?」

 

生徒「意見です!」

 

 

 

先生「③犬は鴨よりも可愛い。

これは事実ですか?意見ですか?」

 

生徒「意見です!」

 

 

 

先生「④牛は草や葉を食べる。

これは事実ですか?意見ですか?」

 

生徒「事実です!」

 

 

 

先生「絶滅危惧種は保護しなければいけないと私は思う。

これは事実ですか?意見ですか?」

 

生徒「意見です!」"

 

 

 

 

スウェーデンの小学校の教科書にも、

"「事実」と「価値観」を区別することが大切です。"とあった。

 

どうやら日本以外の国では、これがとても大切なこととして子どもに教えている国が少なくないようだ。

 

 

「牛は肉食動物だ」と勘違いしている人に、「牛は草食動物だ」という「事実」を教えてあげることは意味があることだと思う。

 

だけど、「猫が1番可愛い」という「価値観」の人に、

「犬が1番可愛い」という「また別の価値観」をぶつけてもケンカになるだけだ。

 

 

 

今起きているケンカの大半は、

これらの区別ができないことによって起きていると思う。

 

 

 

事実は(基本的に)1つしかない。

 

それに対して、

価値観、意見、解釈、評価、正義は、人の数だけある。

 

 

 

まぜるなキケン。

 

「事実」と「価値観」。

 

 

 

 

 

 

いやいやいや、

まさにその通りですね~。

 

 

日本の教育制度の

内容も在り方も

 

戦前までの日本では当たり前だった《人の道》、心意気、和の精神を教えるものへと変換されてゆくことを願っています。

 

 

 

戦後生まれの私達自身、

振り返って確認し、

気づいたところから修正してゆきたいものですね。