西沢泰生氏の心に響く言葉より。

 

 

《得になることと、得にならないこと。

迷ったときは、

得にならないほうを選ぶ》

(作家・俳優、中谷彰宏)

 

 

「理由はなに?」と思ったあなた。

 

ちゃんと説明しますから、そう怒らずに…。

 

そもそもこの言葉は、無条件で、いつも「得にならないほうを選べ」と言っているわけではありません。

 

前提条件である、「迷ったときは」という言葉が、実は重要なのです。

 

たとえば、「10万円儲かる仕事」と「1万円儲かる仕事」があって、あなたが、「どちらかを選べ」と言われたとしましょう。

 

もし、あなたに迷いがなければ、素直に「10万円儲かる仕事」のほうを選べばいいのです。

 

ところが、ここで、あなたに、もし「迷いがある」としたら…。

 

その場合は、「儲からないほう(=得にならないほう)」である「1万円の仕事」を選びなさい!というのが、この言葉の意図です。

 

なぜか。 

 

それは、9万円もの差があるにもかかわらず、

あなたが「迷っている」時点で、

すでにあなたは、「得しないほうの仕事」に、「お金意外の魅力」を感じているという証拠だからです。

 

「得はしない」けれど「魅力を感じる仕事」は、

あなたが楽しみながら、やりがいを持って、力を発揮できる仕事である確率が高いのですね。

 

「迷った」ときは、「得しないほう」を選ぶ。

 

そのほうが、「得だけど楽しくなくて、やりがいも感じないほう」を続けるよりハッピーだし、成功する確率も高い。

 

 

 

『マジどん「マジで、どん底!」から抜け出す、一流の人のすごい考え方』内外出版社

 

 

 

 

本書にこんな話があった。

 

『演出家でタレントのテリー伊藤さんは、「迷ったときは、笑えるほうを選ぶ」と言っています。

 

テリーさん曰く。

 

「日本人の買い物は、1万円を超えると、とたんに保守的になる」

 

値の張るものを買うとき、日本人はなぜか冒険をしなくなる。

 

それは面白くないと。

 

ならば自分は、「ノリがいいっていう着眼点でやっていくことにした」のだとか。

 

クルマを買うにしても、「この色のクルマで葬式に行っちゃまずいよな…」なとどは一切考えない。

 

そのかわり、「クリスマスパーティに自分が乗って行くとしたら、どのクルマが一番ウケる(笑ってもらえる)か?」という選び方をする。

 

もちろん、この「テリー流の選択基準」は業界人の感覚。

万人向けではないでしょう。

 

学ぶべきは「笑える選択」という部分。

 

「笑える選択」って、つまり「人を楽しませる選択」です。

 

それは、周りへのサービス精神の表れですね。

このサービス精神は、「成功へとつながるきっかけ」になりやすいということがポイントなのです。』

 

 

 

損か得かではなく…

 

面白いか、面白くないか。

 

楽しいか、楽しくないか。

 

笑えるか、笑えないか。

 

好きか、好きじゃないか。

 

うれしいか、うれしくないか。

 

ネタになるか、ネタにならないか。

 

「人生は面白がった者の勝ち」

 

 

 

損得で動く人は、つまらない。

 

とにかく損はしたくない、ムダなことは一切したくない、といつも思っているからだ。

だから、お金でも、時間でも、働くことでも、ケチケチしている。

ようするに、「ケチくさい」のだ。

 

「迷ったときは、得にならないほうを選ぶ」

 

どんなときも、面白がって、笑っている人には限りない魅力がある。

 

 

 

 

以上、facebook【人の心に灯をともす】より転載させて頂きました。