東日本大震災復興支援チャリティーマッチ 日本代表2―1Jリーグ選抜 (3月29日 長居)
カズが希望の1点を決めた。東日本大震災の復興支援試合は大阪・長居スタジアムに4万観衆を集めて行われ、日本代表が2―1で勝った。最大の見せ場を作ったのはJリーグ選抜のFW三浦知良(44=J2横浜FC)だ。後半途中から出場したカズは0―2の後半37分に右足で鮮やかにゴール。試合前に両チーム主将がメッセージを発信、全員が黙とうし、喪章をつけてプレーした一戦で千両役者が被災者に勇気を与えた。この試合の収益は全額、被災地支援のため寄付される。
腰をくねらせ、軽やかにステップを踏んだ。カズダンスに大歓声が起こる。左手を股間にあて、被災地復興への祈りを込めて、右手人さし指を天高く突き上げた。「やっていいのか、迷いがあった。でも日本中が少しでも明るくなってくれれば、と。微力ながら踊らせていただきました」。被災者の気持ちを考え、逡巡(しゅんじゅん)もあった。しかし、明るく振る舞うことが復興への第一歩になると強く信じた。
世界に中継された一戦で大きな仕事をやってのけた。「44歳になったけど、僕はサッカーで諦めたことは一度もない。今、苦しんでいる人も絶対に諦めてほしくない。そういう思いでプレーしました」。その思いは東北の空にも届いたに違いない。 【スポニチ】
スポーツというのは力がある、ということをはっきりと知った日だった☆
選手全員が被災者の為に真剣に戦っていたが、試合はやはり東北チームに配慮したJリーグ選抜より、アジアカップ優勝の日本代表チームの方が力が上で前半で早くも2-0に差がついていた。
被災者の為の試合と分かっていながら、力で劣るJリーグ選抜が押されっぱなしで、見ていて、「やはり弱い立場の者は力が上の者にはかなわないのか」と、見ているうちに段々とJリーグ選抜と、大災害で弱っている被災者が重なってしまって、試合を見ていると返って暗い気持ちになってきた。
そこに後半20分ぐらいにカズ、三浦知良(44歳)がピッチに入ってきた。
「この試合でカズがゴールしたら盛り上がるんだけどなぁ~」と俺だけでなくサポーター誰もが思ったが、44歳のサッカー選手にそれを期待するのは酷な事であることも、おそらくサポーター全員は分かっていた。
しかし、奇跡は起きた!しかも完璧な美しい素晴らしいゴールだった。
そしてほんとに久しぶりにカズダンスを見た!☆
その瞬間、暗かった僕の気持ちがパァッと明るくなった。そして元気が出てきた☆
暗い淀んだ空気が軽くなったのを感じた。そして、TVを見ていた被災者の皆さんに力を与えたことを確信した。それは暗い気持ちだった僕自身が元気が出たからだ。人の心を確かに変えたからだ。
それと共に感じたのは、おそらく、生涯ワールドカップを目指しても叶わないカズ選手がそれでもサッカーを続けていた意味がこの試合の為ではなかったのかと思った。
そして、この試合のゴールはおそらく、三浦カズ選手にとってサッカー生涯最高に価値のあるゴールとなるであろうと共に、ワールドカップでのゴールより国民を盛り上げたゴールだったと信じる。