会社員を卒業して、早いもので丸1年が経ちました。
退職直後は
「時間にとらわれない自由な毎日だ!」と、
開放感でいっぱいでした。
しかし、1年間じっくりとこの「自由な生活」を味わってみて、ひとつの結論に辿り着きました。
定年後・退職後の暮らしで何よりも大切で、人生の満足度を左右するのは「自分にとって心地よい習慣を作ること」だということです。
自由すぎる時間は、諸刃の剣
人間、急に「何をやってもいい時間」が目の前に広がると、最初のうちは羽を伸ばせて快適です。
ですが、何の決まりもない日々が続くと、生活リズムは簡単に崩れていきます。就寝時間や起床時間が不規則になり、日中の活動量が減り、なんとなくテレビやスマホを眺めて一日が終わってしまう……。
自由だからこそ、自分自身で「日々の枠組み(ルーティン)」をデザインしないと、時間はあっという間にすり減ってしまうのだと痛感します。
この1年で実感した「作ってよかった習慣」
この1年試行錯誤する中で、私の生活の軸になってくれた習慣がいくつかあります。
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毎日の「歩く習慣」 朝や日中に外に出て身体を動かすこと。運動不足の解消はもちろん、外の空気を吸いながらAudible(オーディオブック)を聴いたり、思索にふけったりする約1.5時間(一万歩)の時間が、心地よい毎日のベースになっています。
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毎日の「ゴルフ練習」 自宅すぐそばにあるインドアゴルフ場を活用し、毎日2時間、しっかりと課題感を持って練習に取り組んでいます。最近は、飛距離UPと上達を実感できています。
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机に向かって「書く・考える習慣」 日々の出来事や考えたことをブログにまとめたり、新しい知識に触れたりする時間。頭を動かし、社会や自分自身とつながり続ける大切なひとときです。
どれも特別なことではありませんが、習慣化することによって義務感はなくなり、歯磨きと同じように「しないと気持ち悪い」という感覚になりました。
この「軸となる習慣」があるからこそ、残りの自由な時間がより愛おしく、充実したものに感じられます。
やめてみて気づいた「晩酌」功罪
良い習慣を増やす一方で、最近、「あえてやめてみた習慣」もあります。それが「自宅での独り晩酌」です。
完全に禁酒をしたわけではなく、来客時や友人との食事、旅行の際などは今もお酒を楽しんでいます。
手放したのは、あくまで「家でひとりで飲む毎日の晩酌」でした。
実は40代半ばまでは晩酌の習慣がなかったのですが、いつの間にか日常化し、最近までは週1日の休肝日以外、ほぼ毎日飲むようになっていました。
今回、それを思い切ってやめてみたことで、晩酌という習慣が持っていた「功と罪」がはっきりと見えてきました。
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晩酌の「功(メリット)」 一日の終わりに「今日もお疲れ様」と気持ちを切り替えるスイッチになり、手軽にリラックス感や開放感を得られること。長年、無意識にその心地よさに頼っていたのだと思います。
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晩酌の「罪(デメリット)」 ダラダラと飲むことで夜の時間がなんとなく過ぎてしまい、翌朝の目覚めや体調のキレをわずかに奪っていたこと。何より「なんとなく飲む」ことが習慣化し、お酒のありがたみが薄れていたことです。
今では、誰かと過ごす特別なときを中心に「週1〜2日程度」飲む(独り飲みはしない)スタイルに落ち着いています。
かつての晩酌によるリラックスタイムも悪くはありませんでしたが、それを手放したことで、夜の時間も朝の目覚めもより健やかになり、たまに味わうお酒の美味しさも格段に増しました。
自分にとってちょうど良い「お酒との距離感」を再発見できたと感じています。
習慣が「自分の居場所」をつくってくれる
会社員時代は、会社という組織が「朝起きて、移動して、働く」という習慣を半自動的に与えてくれていました。
会社から離れた今、自分を支えてくれるのは「自分が意図して作った日々の習慣」です。
無理に大層な目標を掲げる必要はありません。
「毎朝同じ時間に起きる」「1分だけストレッチする」「1日10分本を読む」――そんな小さなことの積み重ねが、退職後の人生を健やかに、豊かに彩ってくれるのだと感じています。
退職して1年。
これからも焦らず、自分に合った「良い習慣」を、マイナーチェンジしながら、ゆっくりと育てていきたいと思います。