2026年総選挙は、自民党が単独で衆議院の3分の2を超えるという圧勝に終わりました。
あまりに勝ち過ぎた結果、比例名簿が足りず14人分の議席を他党に譲るという、極めて珍しい事態まで発生しました。
しかし、その陰で静かに、そして確実に起きていたのが
「チームみらい」の大躍進です。
消費税減税反対を掲げた唯一の政党で、
少子化対策として、
子どもの人数に応じて所得税率を引き下げる
(例:所得税率23%の場合
・子ども1人 → 18%
・2人 → 13%
・3人 → 3%)
といった、かなり思い切った制度設計を打ち出しており、
この点が都市部の有権者に強く刺さったのではないか、と感じています。
チームみらいは典型的な都市型政党でした。
地方では得票率が5〜6%にとどまった一方で、
東京の選挙区では自民党に次ぐ2位を獲得した区が続出。
これは正直、かなり驚きました。
そこで思いついたのが、
「東京選挙区(比例)での“みらい”の得票率を並べると、
都会度がそのまま可視化されるのでは?」
という仮説です。
実際にランキングを作ってみたところ、
あまりに想像どおりの結果になった
ので紹介します
それではどうぞ!
【投票率とチームみらい(比例区)の得票率ランキング】
| 得票率 | 順位 | 投票率 | ||
| 1位 | 中央 | 19.2% | 2 | 63.22% |
| 2位 | 港 | 18.5% | 2 | 58.63% |
| 3位 | 渋谷 | 18.4% | 2 | 59.84% |
| 4位 | 文京 | 18.4% | 2 | 67.85% |
| 5位 | 目黒 | 18.0% | 2 | 61.25% |
| 6位 | 千代田 | 17.6% | 2 | 65.37% |
| 7位 | 世田谷5区 | 16.7% | 2 | 62.11% |
| 8位 | 品川 | 15.9% | 2 | 61.15% |
| 9位 | 大田26区 | 15.8% | 2 | 64.17% |
| 10位 | 世田谷6区 | 15.5% | 3 | 61.49% |
| 11位 | 新宿 | 15.2% | 3 | 58.35% |
| 12位 | 杉並8区 | 15.2% | 3 | 63.48% |
| 13位 | 台東 | 15.1% | 2 | 59.67% |
| 14位 | 杉並27区 | 14.8% | 3 | 59.86% |
| 15位 | 豊島 | 14.5% | 3 | 58.89% |
| 16位 | 江東 | 14.1% | 3 | 60.88% |
| 17位 | 墨田 | 13.7% | 2 | 59.32% |
| 18位 | 中野 | 13.7% | 3 | 59.76% |
| 19位 | 練馬28区 | 13.7% | 3 | 61.08% |
| 20位 | 荒川 | 12.8% | 3 | 59.49% |
| 21位 | 北 | 12.6% | 3 | 61.34% |
| 22位 | 練馬9区 | 12.2% | 3 | 61.03% |
| 23位 | 板橋11区 | 12.2% | 3 | 57.45% |
| 24位 | 大田4区 | 11.9% | 4 | 56.44% |
| 25位 | 江戸川16区 | 10.8% | 4 | 54.48% |
| 26位 | 江戸川14区 | 10.3% | 4 | 53.40% |
| 27位 | 葛飾 | 10.3% | 4 | 54.26% |
| 28位 | 板橋12区 | 10.2% | 4 | 57.83% |
| 29位 | 足立13区 | 9.9% | 4 | 54.03% |
| 30位 | 足立29区 | 8.5% | 4 | 52.06% |
このランキングから、はっきり見えるのは以下の点です。
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都会・山の手イメージが強い地域ほど投票率が高い
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そうした地域では「みらい」が自民党に次ぐ2位または3位
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下町エリアに行くほど投票率は低下し、「みらい」は4位に後退
特に興味深いのが、同じ大田区でも結果に大きな差が出ている点です。
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田園調布を中心とする26区(山手エリア)
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蒲田を中心とする4区(下町エリア)
この差は偶然とは思えず、
地域性・生活スタイル・価値観の違いを如実に表しているように感じました。
あくまで個人の感想ではありますが、
政党の性格と都市構造がここまできれいに重なるのは、なかなか興味深い結果です。
新党みらいは、下町や地方にどのように浸透させていくか、が今後の課題ということかと思います。