昨日、高2の男が奇跡を起こしました。
山下数毅三段です。
2年前ほどの記事で、藤井聡太以来の中学生棋士が誕生するかもと紹介した彼です。
父親の剛さんは京都大学数理解析研究所講師という数学者、
母親の紀子さんも河合塾の数学講師という数学脳の遺伝子を持っています。
中学生棋士は逃し、高2になった今もプロ棋士になれていませんが、名人戦と並ぶ将棋界最高峰タイトルの竜王戦でプロ棋士を次々と倒していることが注目されていました。
昨年、竜王戦出場の権利を得て6組でまさかの決勝まで勝ち進み5組に昇級しました。
今年は5組で出場。
もちろん、山下三段以外は全員プロ棋士という中、勝ち進みベスト4進出。
この前代未聞の快進撃に、日本将棋連盟が規定を改正。
決勝進出すれば、プロ棋士になることが出来るといういわゆる「山下ルール」が出来ました。
そんな中、行われた注目の昨日の準決勝。
大逆転で見事に勝利し決勝に進出&4組昇級を決めました。
現在行われている三段リーグで降級点をとらないという条件付きではありますが、事実上、プロ入りを決めました。
プロ棋戦を勝ち抜いてのプロ入りは前代未聞の快挙です。
竜王戦5組で優勝すれば本選出場、本選を勝ち抜けばいきなり藤井聡太竜王への挑戦もありえます。
これから、楽しみです。
是非、山下三段の活躍を注目ください。