藤井聡太が初手で
角道を開ける3四歩を指したことが
歴史的一手としてヤフーニュースになりました。
将棋を知っている方ならご存知かと思いますが、
将棋の初手は
飛車先を開ける2六歩か、
角道を開ける7六歩
のほぼ2択。
それを受けた後手番の初手も
飛車先を開ける8四歩か、
角道を開ける3四歩
のほぼ2択です。
ですので、3四歩は私でも指す普通の手で歴史的一手でもなんでもないのです。
なぜ、これがヤフーニュースになるのか。
一般的に、飛車先を開けるか角道を開けるか、どちらにするかは、その日の相手や気分で決めるのですが、
藤井聡太は先手でも後手でも必ず飛車先を開ける2六歩(先手)、もしくは8四歩(後手)しか指さないのです。
その藤井7冠がプロ入り9年目(485戦目)で初めて初手で角道を開けたのです。
これには、対戦相手の永瀬九段もビックリ。
研究家と知られる永瀬九段は、事前に入念に対策をしてきて、終盤近くまで研究手順をノータイムで指して優位を確保するといったパターンが得意な棋士です。
永瀬九段はビックリというか、2手目で研究手順を外され呆然としたものと思われます。
序盤から持ち時間を2時間も使うなど、変調で、藤井聡太優勢のまま初日を終えました。
藤井聡太の作戦勝ち。
なぜ、今回なのか?
私はここで防衛を決めて、3月31日に行なわれる詰将棋選手権に出たいのではないか、と妄想しました、
伝わりましたかね?
この意味を伝えるのはなかなか難しい。。。