2月10日の対局で、藤井聡太7冠が通算400勝を挙げたことが報道されました。
あらゆる最年少記録を更新続ける藤井聡太。
もちろん、400勝も歴代最年少記録です。
従来の記録は藤井同様中学生棋士となった天才羽生善治。
歴代1位と2位。天才どうしの400勝までの戦績を比較してみます。
藤井聡太 22歳6ヶ月(プロ入り後8年4ヶ月)
400勝81敗(勝率83.2%)
羽生善治 23歳4ヶ月(プロ入り後8年2ヶ月)
400勝128敗(勝率75.8%)
どちらも凄いですが、負け数がかなり違います。
やはり藤井聡太は天才羽生善治を上回る大天才といったことが良く分かります。
最速でないのは、藤井聡太が若くしてタイトルを独占してしまい、
対局数が少ないことが原因なので、仕方ないところでしょう。
ここから、ネタバレになるので、嫌な方はこの先を読まないでください。
でも、報道の400勝、何か変です。
何故、400勝?
日本将棋連盟の公式HPでみると下記のとおり、398勝となっています。
つまり、報道の400勝と公式HP398勝の差の2勝は、「未放映のテレビ対局」で2勝をしたことを意味します。
未放映のTV対局。NHK杯です。
9日に放送されたNHK杯で、佐藤康光を破ってベスト4に進出していましたので、準決勝、決勝と連勝したこと、
10日は決勝戦で勝って400勝を達成したことがネタバレしてしまったということです。
正直、これから放送されるNHK杯の結果が分かってしまい、興味は半減してしまうので、私は、放送が終わってから公表して欲しいと思います。