高校ランキングから見える東大の特異性 | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

子ども2人の受験監督を務めた50代親父が綴る受験日記です。
これから受験する方の参考になればとリアルな体験を余すところなく語ります。
今は、自分の趣味やつぶやきも書いています。
アメンバーの無言申請は承認しません。

昨年、高校別ランキングから見える難関国立大学の明確な差について書きました。

 

 

 

今日は2024年合格実績にアップデイトし、コメントをしたいと思います。

 

 

東京一工各大学の高校別ランキングとベスト10に公立高校が何校食い込んでいるかをご覧下さい。(青字が公立高校、中学入試組がマジョリティの高校除く)

 

【東京大学】1校/10校(10%):※昨年1校/10校(10%)

1.開成(東京)149

2.聖光学院(神奈川) 100

3.灘(兵庫) 94

4.筑駒(東京) 90

5.西大和(奈良) 71

6.渋幕(千葉) 64

7.桜蔭(東京) 63

8.日比谷(東京) 60

9.麻布(東京) 55

10.海城(東京) 49

 

 

【京都大学】4校/10校(40%):※昨年5/10校(50%)

1.北野(大阪) 89

2.洛南(京都) 83

3.灘(兵庫) 53

4.洛星(京都)52

4.堀川(京都) 52

6.甲陽(兵庫) 47

7.旭ヶ丘(愛知)43

8.清風南海(大阪)35

9.西大和(奈良) 28

9.岡崎(愛知)28

 

 

【一橋大学】8校/12校(67%):※昨年8/10校(80%)

1.湘南(神奈川) 23

2.海城(東京) 20

3.船橋(千葉) 20

4.国立(東京) 19

4.日比谷(東京) 16

6.戸山(東京) 15

7.青山(東京) 14

8.浅野(神奈川)13

9.西(東京) 13

10.浦和(埼玉) 11

10.昭和秀英(千葉)11

10.桜修館(東京)11

 

【東京工業大学】6校/14校(43%)※昨年7/15校(47%)

1.船橋(千葉) 21

2.大宮(埼玉)15

3.湘南(神奈川)14

4.浅野(神奈川)13

5.横浜サイエンス(神奈川) 12

5.麻布(東京) 12

5.早稲田(東京) 12 

5.攻玉社(東京) 12

5.柏陽(神奈川) 12

10.相模原中等(神奈川) 11

10.芝(東京)11

10.海城(東京)11

10.渋幕(千葉) 11

10.東葛飾(千葉) 11

 



如何でしょうか。


東大だけ特異と思いませんか?

 

東大の高校合格ランキングTOP10からは下記の事実が見えます。

 

・最難関レベルの中高一貫校がズラッと並び、専有率が高い(10位の高校でも50人近い)


・公立高校は高校入試で開成蹴りも少なくない首都圏最難関公立の日比谷1校のみ。 


・他の難関大学とは違い、大学所在地地方以外の高校がランクインし全国区でローカル色なし。



つまりは、全国から超難関の中学受験を突破した優秀な中高一貫校生徒が先取り学習し、東大受験をしているということです。

 

 

なお、ここには記載していませんが、地方旧帝大になるとランキングには地元公立高校がズラッと並びます。

 

地元公立高校での争いで、全国から先取り学習をした難関中高一貫校の受験戦士はやってきません。甲子園の地方大会に近いのかもしれません。

 

京大、東工大、一橋は東大と地方旧帝大の中間と言う感じです。

 

東大以外であれば、先取りをしていなくても、部活をやっていたとしても、日頃それなりに勉強していてラスト1年受験勉強を必死にやれば何とか逆転できるかもしれませんが、東大はハイスペックな母集団層がかなりのハイペースで先行していて、ラストまで緩まないので逆転は起こらない、やはり、特別な存在だと改めて思った次第です。