昨日は、ジャパンカップでした。
いやー、凄い人でした。
8万人以上だったらしく、将棋倒しを心配するほど。
パドックもレースも人の波をかき分け、人の頭越しに観戦という感じになりました。
天皇賞を衝撃のレコードで楽勝した現役世界NO1レーティングを誇るイクイノックス(2019年生)
VS
2023年3冠牝馬リバティアイランド(2020年生)
勝ったほうが年度代表馬の大一番です。
史上最強馬の呼び声が高いイクイノックスはたぶん引退レース。
リバティアイランドはジャパンカップと同じ東京2400mで行われた今年のオークスを翌週のダービーを上回るタイムで楽勝したこの世代最強の怪物です。
4kgのハンデがあるにしても1歳下の牝馬に負けると史上最強馬論争にケチがつきますので、イクイノックスとしては負けらない1戦です。
結果は。。。
イクイノックスが好位追走の横綱相撲で完勝。
イクイノックスを完全マークし、負かしにいったリバティアイランドは直線で突き放され、最後はバテて辛うじて2着。
4kgのハンデをもらっても、4馬身差の完敗となりました。
怪物リバティアイランドが一杯になったの初めてみました。。。
そして、日本競馬史上最強馬論争。
昨年までは、
エルコンドルパサー(1995年生)派、
ディープインパクト(2002年生)派、
オルフェーヴル(2008年生)派
に分かれていました(私はエルコンドルパサー派)が、
本日のレースを持って、イクイノックスが史上最強馬ということで論争に終止符が打たれたものと思います。
イクイノックスの戦績は、天皇賞秋(東京2000m)連覇&レコード勝ち、有馬記念(中山2500m)、宝塚記念(阪神2200m)、ジャパンカップ(東京2400m)、ドバイSC(メイダン2410m)レコード勝ち、皐月賞(中山2000m)&ダービー(東京2400m)2着。
生涯獲得賞金は22億円超と史上最高額を更新しました。
先に挙げた3頭は凱旋門賞に挑戦していますが、イクイノックスは挑戦していないというのが唯一の弱点ですが、海外には挑戦していてドバイSCを勝っていることが大きいと思います。
ドバイSCで負かしたウェストオーバーはその後サンクルー大賞(GⅠ)を制し、凱旋門賞2着、モスターダフは直後のGⅠを連勝するなど、レベルの高い相手に逃げて持ったままの大楽勝は評価が高いと思います。
3歳クラシック未勝利という点も、あの異次元のローテーションで皐月賞、ダービーとも差の無い2着ですから、ケチをつけるほどでもないと思います。
ということで、エルコンドルパサー派の私は完全に兜を脱ぎます。
エルコンドルパサーが出走した99年凱旋門賞の泥んこ馬場ならイクイノックスに勝てる可能性はありますが、あくまで可能性の話。それ以外のコースなら太刀打ち出来ないと思います。
ディープはノーチャンス、オルフェも初年度の凱旋門賞の馬場でやったら可能性が少しある程度かなって思います。
最近まで、今の東京競馬場ならアーモンドアイが1番強いかもと思っていましたが、天皇賞と昨日のジャパンカップを観て、アーモンドアイでは勝てないと思いました。
ということで、脱帽です。
日本史上最強馬はイクイノックスで確定です!!
世界史上最強馬か、という点は、フランケルに欧州の馬場で勝てるか、フライトラインにブリダースカップで勝てるか、正直分からない(東京2400mならイクイノックスが勝つと思いますが)ので、競馬ファンの最強馬論争として楽しみに残しておきたいと思います。