中学受験~実力に見合った学校に行くべきか?【その2】 | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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子ども2人の受験監督を務めた50代親父が綴る受験日記です。
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前回の続きです。

 

実力偏差値に見合う学校とは、実力偏差値よりやや上?、実力偏差値どおり?、実力よりやや下?

 

どれを指すのでしょうか?

 

中学受験真っ只中の方は、なかなか冷静に考えることが難しいかもしれません。

 

 

 

多くの方は、「偏差値表」と睨めっこ。

 

こっちの学校のほうが、偏差値が1高いとか、同じクラスの○○さんの志望校よりうちの子のほうが高いとか、少しでもマウントをとろうと何だか嫌な人間になってくる、そんな洗脳にも満ちた状況になってしまいがちです。

 

話を戻します。

 

そもそも偏差値表ってその学校入学者の実力を正確に表していると思いますか?

 

私は、2点気をつけなくてはいけない点があると思っています。

 

1点目は塾の偏差値操作サンプルエラーによる実態と異なる偏差値がついてしまう場合があることです。

 

偏差値操作は、塾の思惑で特定の学校を高めに出したり低めに出したりすることです。

サンプルエラーは、合格者数が極端に少ないなど、全体に比べその塾の生徒の結果が特別良かったり悪かったりで、偏差値が上振れしたり下振れしたりする現象です。

それ以外にも、例年と傾向が違う試験問題や極端に難しい問題が出てしまい、余裕で合格するはずの層から多くの不合格者が出る一方でボーダーより下の層でも大量に合格者が出てしまったときに、結果偏差値を上げるのか、下げるのか、判断が分かれるようなケースも該当するかもしれません。

 

2点目は入学辞退者の存在です。

 

一般的に1月校や2月1日以外の2月校は辞退率が高い傾向にあり、高偏差値帯の合格者の辞退により進学者の偏差値が合格者平均と比べ下がるということです。

 

 

この2点、私の妄想ではありますが、エビデンスがないわけではないので、少し触れさせてます。

 

今は公表されていないと思いますが、花子の中学受験時には、偏差値表だけではなく、学校ごとの合格者平均偏差値や進学者平均偏差値が公表されていました。

 

四谷大塚は市販の本に掲載されていましたし、日能研は塾生用HPでも公表されていたと思います。

 

殆どの資料は捨ててしまいましたが、手元に残っている花子の日能研塾生時代の偏差値を一部紹介します。

 

 

 

花子小6時にもらったR4偏差値表をみると、桜蔭、女子学院、豊島岡ともに67となっています。

 

それに対し、当時公表されていた同年の日能研進学者平均偏差値は、桜蔭68.2、女子学院66.0、豊島岡63.5でした(つまり、このケースでは、偏差値表では同じ偏差値でも入学者の平均偏差値は4.7も違うということになります。ちなみに雙葉はR4:66⇒進学者平均64.1)。

 

豊島岡は2月1日校ではありませんので、辞退率から合格者偏差値に比べ進学者平均が下がるのは自然と思います。

 

当時の日能研は男女とも御三家はサピックスに圧倒されつつあり、唯一頑張っていたのが女子学院の合格者数でした。

 

女子学院推しの日能研としては桜蔭と女子学院を同格としたいという思惑があったではないかと邪推しています。

 

もちろん、これは日能研に限った話ではなく、特にサピックスが違和感しかない高い偏差値を付け続け、結果、今は難関校になった学校もありました。

 

なお、その年のR4偏差値と進学者平均偏差値に乖離がある女子校トップ3は下記のとおりです。

(お茶の水女子が1番差が大きかったのですが、これは日能研合格者が極端に少なかったのでサンプルエラーとして除外しました)

 

浦和明の星 5.3 R4偏差値65⇒進学者平均59.7

白百合   4.2 R4偏差値64⇒進学者平均59.8

豊島岡   3.5 R4偏差値67⇒進学者平均63.5

 

すべて2月1日校ではないということは共通しています。

 

過去記事にも書きましたが、進学者平均偏差値を公開すると塾側に色々と不都合なことが多いので一切公開しなくなったのではないか、と推測しています。


 

 

おそらく、どの塾でも偏差表と実際の入学者偏差値の乖離は今でも確実にあると思います。

 

偏差値表と睨めっこし、1刻みでこっちが上、こっちが下というのは本当に止めたほうが良いと思っています。

 

 

話が長くなりました。

 

 

本題の実力に見合った学校とは。。。次回に続きます。