迫真風、中学受験シリーズ第4回。
テーマは
④実力に見合った学校に行くべきか?
前回の記事「校風での選択はありか、無しか、」では、校風での選択は無し、通学時間と自分の実力に合っているかの2点だけで選んでしまっても良いと結論付けました。
でも、そもそも実力ってなんなんでしょうか?
みなさんは、お子様の実力は偏差値で言うとどれくらいだと思われていますか?
実力を測る最も分かりやすい指標は偏差値で、定量的にバッチリ分かるはずです。
大学受験の偏差値は、国立と私立や文系と理系では比較が極めて困難ですし、同じ私立文系でも科目数が異なり大学間の比較も困難ですが、中学受験の偏差値は基本4科目でとても分かりやすい指標だと思います。
ただ、実力と考える偏差値は、人によって全然違うと思っています。
例を上げると
1.最高偏差値
最高偏差値はポテンシャルと考えられなくもないので、「やれば出来るはず」の実力というわけです。
それも、小学校5年生以下も含めた歴代最高偏差値、1年間の最高、夏休み以降の最高など様々なパターンもありそうです。
2.平均偏差値
試験は水物、相性にもよるので、実力以上に上ぶれることもあれば、下ぶれることもある。実力をみるには平均でみよういう考え方。これも1年間の平均、夏休み以降の平均、最後の3ヶ月の平均、極端に良かったときや悪かったときを除いた平均など、いろいろな考え方がありそうです。
3.その他
直近(受験前最後の模試など)の偏差値、特定の科目だけ、あるいは特定の科目だけを除いた偏差値、ケアレスミスを無かったことにするなど調整した偏差値などでしょうか。
みなさんは、どの偏差値を我が子の偏差値と考えていますでしょうか?
各塾の偏差値表をどのように決めているか、詳細は知らないのですが、少なくとも子ども達が通っていたときの日能研では、
「小6下期の平均偏差値」
で算出されていました。
現在の各塾の算出方法、ご存知の方、教えてください。
ちなみに、私のブログで記載している花子と奏の偏差値は、この下期の平均偏差値で記載しています。
では、この実力偏差値に見合う学校とは、偏差値表で言えば具体的にどのような学校になるのでしょうか?
実力偏差値よりやや上?、実力偏差値どおり?、実力よりやや下?
次回に続きます。