先日「今年、欧州と米国で史上最強馬の呼び声高い2頭の馬が同時に現れた」という記事を書きましたが、米国の怪物フライトラインが明朝、ブリダーズカップクラシックに出走します!
ブリダーズカップクラシック(GⅠ:ダート2000m)は米国NO1のレースで優勝賞金は600万ドル(約8億7000万円)。日本最高賞金のジャパンカップ(優勝賞金4億円)の2倍以上、凱旋門賞の優勝賞金500万ユーロよりも高い世界最高峰レースの一つです。
フライトライン(2018年生、米国)は、5戦5勝。
目下GⅠ3連勝中で5戦で2着に付けた着差は62馬身3/4。前走のパシフィッククラシックS(GⅠ)では、なんと2着(ドバイワールドカップ(GⅠ)の勝ち馬)に19馬身1/4差の圧勝で、史上最強レーティングのフランケル(2008年生、英国、14戦14勝(うちG1:10勝)のレーティング140にせまる139をつけています。
したがって、明日のブリダーズカップを圧勝すれば、フランケル超え、史上最強馬誕生となるものと思われます。
ブリダースカップクラシックは、ライフイズグッド(11戦9勝:GⅠ4勝)など出走する8頭すべてがGⅠ馬という超豪華メンバーとなっていますが、フライトラインは単勝1.4倍程度の圧倒的1番人気に推されているそうです。
BSグリーンチャンネルで無料生放送されますので、是非、史上最強馬誕生の瞬間を観て歴史の目撃者になりましょう!!
発走は明日6日の早朝6時40分(日本時間)です。
なお、前回紹介した欧州の史上最強馬候補バーイードですが、英国チャンピオンステークスを引退レースとして選び、10月15日に出走しました。
結果は。。。
なんと、4着。
11戦目の引退レースで初黒星を喫しました。
距離適性が向かない凱旋門賞を回避し、確実に勝てそうな英チャンピオンステークスでパーフェクトレコードのまま花道を飾る目論見が外れてしまいました。
守備範囲の2000Mでの敗戦により、残念ながら史上最強馬フランケル超えを主張する競馬ファンはいなくなりました。
それでも11戦10勝の戦績は超一流で夢を見させてもらいました。本当にお疲れ様でした。
素晴らしい子孫を残してもらえることを祈念します。