昨日の堀島選手、惜しかったですね~。
あれだけ乱れて銅ですから、本来の滑りが出来れば金行けてましたね。モーグル男女どちらかで金1個と思っていましたので、今日の川村選手に期待しましょう!
ということで、盛り上がり始めた北京オリンピック。
今日のテーマは
羽生結弦。
圧倒的優勝候補のネイサン・チェンを倒して3連覇出来るのか、について書きたいと思います。
受験ブログなので、受験チックに解説します。
フィギュアスケートと国立大学入試って似ていると思いませんか?
フィギュアスケートは決められた7つの要素で構成されたプログラムを滑るSP(ショートプログラム)と比較的自由度の高い12の要素を組み込んだプログラムで勝負するFS(フリースケーティング)の合計点数で勝負が決まります。
配点は、ザックリ言うとSPとFSで1:2でFSがSPの倍の重みがあります。
標準的な問題を短時間で解く共通テストと難易度の高い問題をじっくりと時間をかけて解く二次試験、そして2次試験の配点がずっと重い難関国立大学入試。
何か似ていますよね?
更に
SPで失敗すると予選落ちでFSに進めないフィギュアスケートと、共通テストで失敗すると足切りを食らう難関国立大学入試。
こんなところまで良く似ていますよね。
すいません、無理やり過ぎ、こじつけですね!?
さて、今回のオリンピック、ネイサンチェンが圧倒的な優勝候補となっています。
余談ですが、ネイサン・チェンはアイビーリーグの超名門イエール大学に通っており、将来は、医師を目指しているそうです。
全米選手権6連覇、世界選手権3連覇中で、2017年シーズンから個人種目20試合以上に出場し、たったの2回しか負けていません。
たった2回の敗戦のうちの1回が前回の平昌オリンピックです。
覚えている方も多いと思いますが、平昌オリンピックではSPで全てのジャンプを失敗し17位と出遅れ、FSでは羽生を凌ぐトップの得点を叩き出しながら銅メダルにも届かず5位に終わりました。
ネイサン・チェン。
前回、全ての模試でトップになりながら緊張のあまりセンター試験で有り得ないくらいの大失敗をし、二次試験で巻き返したものの届かず、不合格、浪人して、また、全ての模試でトップを取り続けた状態で本番を迎える、こんな感じと思います。
ただ、毎年ある大学入試と違い、オリンピックは4年に1回なので、リベンジに4年もかかる、つまり、4年間実力を維持、あるいは、向上させればならない、というのが本当に厳しいところです。
もっと言えば、不合格にならなければ合格できる大学受験に対し、どんなに高得点をとろうが1位にならなければ金メダルをもらえませんので厳しさはまるで違います。
一方の羽生。平昌オリンピックではチェンの失敗に助けられたところもありましたが、出場も危ぶまれる怪我のなか、圧巻の演技でした。
実際に2連覇していますので、ここ1番の勝負強さは天下一品です。
そして、羽生結弦は今回の大会で、クワッドアクセル/4回転半(4A)を準備しています。
ジャンプの天才、ネイサン・チェンはもちろん、人類誰も飛んだ事の無い究極の大技です。
人類が初めて4回転を飛んでから30年以上経ちましたが、まだ、誰も飛べていないのです。
しかし、この大技を出す事は戦術的に正しいとも言い切れないのです。
というのも4回転ルッツの基礎点が11.5点に対し大技の4Aの基礎点は12.5点になっていて、たったの1点しか変わらないからです。
フィギュアスケートの採点は基礎点に出来栄え点が加味されるので、4Aをギリギリ何とか成功させるよりも4回転ルッツをまあまあの出来栄えで飛んだほうが得点が高くなります。
そのうえ、4Aは失敗リスクが高く、出来栄え点がマイナスになるどころか、回転不足で3回転半になってしまうと基礎点が激減してしまいます。
果たして、羽生はどのような選択をするのでしょうか?
最近のインタビューでは、北京で4Aを決めることを公言し3連覇のサイン3本指を立てていますので、練習では結構な確率で飛べているのではないかと睨んでいます。
まぁ、自分にプレッシャーをかけ、奮い立たせているのかもしれませんが。
私は、オリンピック王者のプライドを賭けて、4Aを決めて3連覇すると信じています。
大注目のフィギュアスケート。
10日のFSに大注目していきましょう!
↓今回の北京オリンピック/パラリンピックマスコット、ビンドゥンドゥンとシュエロンロン、凄い好きです!