合格発表前にちょっと気休めで。。。
人気の??マイベストシリーズです。
今日は無人島に3冊持っていくとしたら。。。
私は乱読の傾向があり、いろいろなジャンルを読んでいましたが、ここ10年はメッキリとノンフィクションに寄っています。
事実は小説より奇なりとはよく言ったもので、小説より小説っぽく、本当に面白く感じている今日この頃です。
ちなみに、先月は、オリンピックを観まくっていたのであまり読めていませんが、三島由紀夫とほぼ同級で友人だった天才山崎晃嗣が起こした元祖東大生経済事件の「光クラブ事件」と積水ハウスが五反田駅近老舗旅館の地主になりすました詐欺師集団に55億円もまんまと欺し取られた事件などを取り扱った「地面師」を読みました。
どちらも超面白かったです。。。
ということで、今回はノンフィクション編です。
映画同様、気分で変わるので今の気分で選んだ3冊になります。
1.フェルマーの最終定理(サイモン・シン)
まずは、東工大ブログらしい1冊から。
数式などはあまり出て来ず、文系の私でもスラスラ読めます。
表題のフェルマーの最終定理に挑んだ過去の数学者の話はもちろん、数学の歴史がこれ1冊に詰まっています。
とても面白いエピソードも満載で、中高生のお子様にも勧めたい1冊です。
ある日、私の書棚にあったはずのこの本を花子の部屋で見つけてちょっと嬉しかったです。
2.木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか(増田達也)
過去記事でも紹介した格闘技ファン必読の一冊です。
まだ読んでいなければ、とても幸せです。
これからこの本を初見で読めるわけですから!!
戦前からの柔道、格闘技、高専柔道から一世を風靡したグレーシー柔術まで丹念に調べ上げられています。
もちろん、表題の木村政彦や力道山については、客観的な事実と関係者の証言などから彼らの心中なども推し量り、当時何があったのかを解き明かそうとした魂の一冊だと思います。
二段組700ページの超大作ですが、読み出すとページをめくる手が止まらなくなります。
3.青春を山にかけて(植村直巳)
マッキンリーに散った日本を代表する冒険家植村直巳さんの自叙伝です。
この本を読むと、今自分が悩んでいること、直面している困難のチッポケさを思い知らされます。
私はよくこの本を若手の部下にプレゼントしています。
「バイタリティーある」という言葉がありますが、殆どは偽物でこの言葉は植村直己のためにあると思い知らされます。
如何だったでしょうか?
みなさんのオススメの1冊も教えていただけると嬉しいです。