前回は、真の人気大学として
2021年辞退率少ない大学ランキング
を記事にしました。
ベスト10はすべて辞退率5%未満でしたが、これが如何に凄いかを実感しいただくために2021年の難関私大の辞退率を紹介します。
◎入学辞退者数/合格者数(辞退率)
早稲田大学----9377人/14532人(64.5%)
慶應義塾大学--5671人/9327人(60.8%)
上智大学------5046人/6776人(74.5%)
東京理科大学--13840人/16579人(83.5%)
※辞退者数は合格者数から募集人数を差し引いて計算しました。
早慶ですら辞退する人数のほうが入学する人数よりずっと多いんです。
早慶は私立志望の中では志望順位は一番高く辞退率は最も低いのですが、早慶内で複数学部重複合格もありますし、難関国立併願の場合は難関国立進学となる結果、60%を超える辞退率になっているのだと思います。
一方で国立大学は複数校受験が出来ないため国立同士のW合格はないことに加え、学費が安いので私立より優先する方が多いので辞退率は私立よりずっと低くなる傾向になります。
とはいえ、辞退率5%未満というのが如何に凄いか少しは伝わったかと思います。
今日は、昨日とは逆に辞退率が高い国立大学を紹介します。
2021年辞退率が高い国立大学ランキング
辞退者数/合格者数(辞退率)
1.横浜国立大学---740人/2041人(36.3%)
2.宇都宮大学-----183人/902人(20.3%)
3.茨城大学-------278人/1604人(17.3%)
4.信州大学-------321人/1954人(16.4%)
5.京都工芸繊維大--95人/614人(15.5%)
6.徳島大学-------154人/1041人(14.8%)
7.滋賀大学--------99人/673人(14.7%)
8.宮崎大学-------144人/1007人(14.3%)
9.鳥取大学-------152人/1084人(14.0%)
10.埼玉大学------227人/1653人(13.7%)
※入学者500人程度以上の大学でランキングしています。
如何でしょうか?
さすがに国立大学だけあって、辞退率が高いといっても2割を超えているのは2大学のみ。
そのワースト2の横浜国立大学と宇都宮大学は、ともにコロナで二次試験を廃止し共通テストだけで合否判定をした大学です。
普通「共通テスト利用試験」というのは、国立大学志望者が併願する私立を滑り止めで合格をもらうときに使いますが、2021年に限っては、逆に私立大学志望者の併願に使われたということかと思います。
このあたりは下記記事にまとめています。
ただし、その前の年2020年でみると横浜国立大学の辞退率は今年の半分以下の16.4%ですので、2021年だけの特殊事情と考えるべきでしょう。