運命の東工大合格発表! | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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子ども2人の受験監督を務めた50代親父が綴る受験日記です。
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2021年3月9日火曜日

 

いよいよ東工大合格発表の日がやってきました。

 

この日の午前中に1本プレゼンを終え会社に戻った私は、予約していた会議室に籠もりました。

 

東工大の合格発表は13時から。

 

次の会議は14時からなので、12時半から予約しておいた会議室に人が来ることはありません。

 

発表は奏が確認し、連絡してくれる事になっています。

 

私は、買ってきた弁当を食べながら、合格を期待しつつも、駄目だったときになんて声をかけようか、といったことを考えていました。

 

刻々と合格発表時間が近づいてきます。

 

合格発表まであと数分。

 

そんなタイミングで、

 

 

妻からのLINE

 

 

 

何のメッセージもなく、1本の動画が届きました。

 

 

 

動画を再生してみると。。。

 

 

 

 

自宅のリビングの食卓に座っている奏と花子

 

 

 

 

撮影しているのは妻のようです。

 

 

 

奏の手にはスマホが握られています。

 

 

 

奏「令和3年度一般選抜。。。うわー、一杯番号が並んでる」

 

 

 

妻「さぁ、奏の番号はあるでしょうか?」

 

 

 

どうやら13時より前にフライングで合格発表があったようでその模様をスマホで録画したものと察しました。

 

 

 

この状況でよく録画できるな

 なんてノー天気な妻なんだ、


と心の中で呟きながら、続きをみます。

 

 

 

奏「嫌だな、見たくないなー、本当に嫌だな-」

 

少し躊躇ってから、

 

奏は無言でスクロールを続けます。

 

緊迫感のある中、

 

しばらくして奏は、

 

突然、机に顔を伏せました。。。

 

 

 

 

 

妻「もう、見たの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 奏「。。。(無言)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奏「あった!

 

 

 

妻「確認した?大丈夫?」

 

奏「あった!花子も確認してみて。番号は○○○」

 

。。。。

 

 

花子「間違いない、あった!奏、凄い、おめでとう!」

 

妻「凄い、凄い。おめでとう!!」

 

そして、奏はカメラに目を向け

 

「パパ、合格しました!

1年間、いや、3年間、ずっと支えてくれてありがとうございました。

これから頑張って。。。留年しないようにしっかり頑張ります。」

 

 

私は、潤んでいた目を拭い、

 

心を落ち着かせてから自宅に電話をかけました。。。(完)




※動画は、妻が私を喜ばせようと奏に提案し奏の了解を得て録画したもので、万が一、不合格だったら録画したこと自体を無かった事にして消去する予定だったそうです。

臨場感溢れるとても良い動画なので公開したいくらいなのですが、プライベート丸出しなので、家族だけの宝物にしています。