まさかの展開で迎えた東工大入試2日目です。
奏は初日と同様、良い緊張感に包まれている感じで出陣していきました。
残された私は、初日を振り返って妄想を続けていました。
得意の数学で1完。
これは完全に想定外。
予想したレンジより下ブレしています。
奏が1完しか出来ていないということはかなり難しかった可能性が高いと思いますが、得意の数学で差をつけることが出来なかったことを意味します。
痛かったのは英語が簡単だったこと。
最悪です。
英語の実力のある受験生はかなりの高得点が出ているはずで、奏は大きくビハインドをしている可能性が高く理科2科目だけで挽回する必要があります。
こんな事や2日目の奏の奮闘に想いを馳せながら、昼間の仕事中はずっと上の空で1日が終わった気がします。
私の帰宅とほぼ同じタイミングで奏も帰ってきました。
奏は
「五分五分」
と一言つぶやき、すべてが終わった開放感からか、自室でゲームを始めました。
「受験、お疲れ様!」
と労いの言葉をかけ、
その日は私もそれ以上の事は何も聞きませんでした。
奏の言い方から、2日目は出来たわけでも出来なかったわけでもないのだろうと察しました。
こうして、東工大二次試験が終了し、我が家の受験は終わりました。
このあと合格発表までの間、私の頭の中は、2次試験の得点予想、そして、合否のゆくえで一杯になり続けます。。。。。