センターぼけ(共通テストぼけ)に気を付けろ! | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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みなさんは、センターぼけ(共通テストぼけ)って聞いたことありますか?

 

センター試験対策(共通テスト対策)をやり過ぎて、二次試験の問題がサッパリ解けなくなってしまう症状のことを言います。

 

症状の重さは人それぞれですが、殆どの受験生で発生すると言われています。

 

この症状はセンター試験(共通テスト)対策をミッチリやった人ほど症状が重く、酷い人だと数Ⅲの基礎問題が丸っきり解けなくなっていることもあるようです。

 

花子は症状があまり出なかったこともあり、実は、私たち家族は誰ひとりこのセンターぼけのことを知りませんでした。

 

奏は、共通テスト後に駿台東工大演習講座を受講したのですが、先生から「みなさん、センターぼけになっているので、出来なくて当たり前。焦らずしっかりと感覚を取り戻しましょう」とアドバイスがあったそうです。

 

あー、そうだったのか。

 

実は奏はこの時期、酷いセンターぼけを患っていたのです。

 

共通テスト対策を始める前まで絶好調だったはずの数学に違和感がありました。

 

東工大の過去問でいえば、花子はセンター明けから250点程度を連発、総合点で合格最低点を100点以上上回る出来でしたが、奏は200点とれないことも多く、合格最低点+30~50点といった出来でした。

 

共通テストから東工大二次試験までの間にやる予定にしていた「東大理系数学27ヵ年」はあまりの出来なさに、予定を変更し、東工大過去問や模試の復習などに軸足を移すことにしたほどです。

 

センターぼけの症状を軽くするには、共通テスト対策をやりすぎないとか、共通テスト前であっても1時間程度は二次試験の対策も並行してやっておくと良いと言っている人もいます。

 

しかし、私は「センターぼけ」恐れず、思う存分共通テスト対策をして問題ないと思います。

 

重要なのは「センターぼけ」があることを認識していること。

 

この症状は時間の長短はあっても必ず治ります。

 

私は、当時あまりこの症状のことを理解していなかったので、予定していた東大27ヵ年の実施を断念してしまいました。

 

今から思えば、センターぼけは一時的なもの。予定変更は不要だったと思いますし、数学をもう1段高いレベルに上げる機会を逃したと思っています。

 

共通テストから二次試験までの1ヶ月が、現役生が最も伸びる時期だと思っていますし、今でもここには後悔があります。